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2011年3月に発生した福島原発の事故発生後、現在も仮設住宅等での避難生活を強いられている被災地の方々の状況をお伝えすると共に、支援の呼びかけなどを行わせて頂いております。


by momofukuoka
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8月6日は広島に、8月9日は長崎に原爆が投下されました。私達はこの日をどんな心で過ごされましたか?

私は一主婦ですが、2011年3月11日から、ずーっと、福島の被災者と、友として向き合って参りました。今、現在も福島の現実は厳しく、さらに過酷で苦悩は深く、地獄のような状況になっておりますことを、皆様ご存知でしょうか? マスコミでも報じなくなりました。国も福島のことは忘れたかのように、無視するようになりました。命の叫びに全く耳を傾けなくなりました。

私達は、「命」について、「人生」について、皆さんで話し合い、考えてみてはいかがでしょうか? フェイスブックで、友人達の集まり等で。

私達の「命」は、「人生」は、一回限りの、天から授かった宝物です。皆さんは、ご自分の命の重みを体験したことがありますか?

私は随分前になりますが、胃がんの末期を宣告され、一分一秒の重みを体験したことがあります。それまで命は「戴きもの」ということを気づきませんでした。一緒に抗癌治療をしていた仲間は次々、死にました。私も明日生きているかどうかも判らない。一分後に生きているかどうかも判らない。その時ほど、一分一秒が輝いて感じられ、「命は戴きもの」「一分一秒が戴きもの」「宝物」であることを知りました。「命のいとおしさ」とでも申しましょうか。「自分の命も、他者の命も、一分一秒が大切な宝物」であることを、私は病気の体験を通して悟らされました。

皆さんの一分一秒は、命は、人生は、一回限りの大切な宝物です。私達人間にとって、「幸せ」とは何でしょうか? 各々の命や時間、人生が大切にされることではないでしょうか? 一人一人の命が大切にされる。これが私達地球のあるべき姿ではないでしょうか?

最も優先すべきことは、一人一人の命。命と人生を無視する行為は、神に逆らう反逆行為ではないでしょうか? 神に畏敬の念を抱かず、他者の命と人生を重視しない有り方は、私には、神への反逆行為のような気がします。私達皆で、日本の社会を見直しませんか? 間違いは正し、勇気をもって教え合い、一人一人の命や人生が大切にし合う社会を皆でつくっていきませんか?

他人任せや、諦め、ではなく。積極的に共感し合う仲間をつくり、輪を広げていきませんか? 批判だけでは何も生まれません。足を引っ張り合うのでなく、気づかない方には教え、一緒に幸せの道を共有し合いませんか? 一人が二人になり、二人が三人になり…。明日、明後日と…。小さな力でも、動くことにより、仲間は増え、希望ある社会を私達の手でつくっていきませんか? 悲しむ人が一人でも少なくなることを目指しませんか?
  

今、福島の方が必要とされます支援品は(別項目に詳細は明記しております)、下着、タオルケット、バスタオル、タオル、ネズミ駆除剤、殺虫剤、除草剤、作業手袋(軍手等)。トイレットペーパー、洗剤等の生活消耗品。飲料水、お米、調味料、野菜、果物、他、食品。(仮設は店が遠く、年寄りが多いため、買い物が大変です。)ご支援をよろしくお願い申し上げます。

なお、この原稿を皆様の力で、世界に拡散してくださいますようお願い申し上げます(皆様のブログ、フェイスブック等で)。

私、「東北ヘルプ」(http://tohokuhelp.com/)ともつながり、共働の方向で動くようになりました。また、連載でレポートを出させて頂いております。


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【被災地への支援に関するお問い合わせ】
福岡百子
FAX 047-346-8675
携帯 080-5547-8675          
f.mom.1941@ezweb.ne.jp
(恐れ入りますが、これらの連絡につきましては
AM10:00~PM5:30までの間に頂けますようお願いいたします)

なお、こちらのリンク先には現在被災地から要請を受けている、具体的な支援品のリストを掲載しております。併せてご覧いただければ幸いです。

※当ブログは福岡氏より委託を受けた、前野賢一郎(maeken24@ybb.ne.jp)が更新作業等の管理・運営を行っております。
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# by momofukuoka | 2013-08-10 16:34 | 福岡百子からのメッセージ

活動への想い

「どうしてそんなに支援活動のエネルギーがあるの?」と聞かれることがあります。私はその度、思い出します。26年前、胃癌の末期だった時のことを。私はあの時、自分が生れ変った様な気がします。それは一つの悟りでした。

『自分は自分で生きていると思っていたけど、実はそうではなく、生かされて居たのだ。命は戴きもの。一分一秒も。』そ して自分の命がいとおしくなり、一分一秒がいとおしくなり、あらゆる生きるもの、自分も、他人も、草も木も、空も、虫も動物も、小さな石も、命ある全ての ものに、かけがえの無いいとおしさを感じるようになり、全てに兄弟として、幸せになって欲しいと思うようになりました。無関心で居られなくなりました。

そうして年月が経ち、神さまの想いが感じられるようになりました。『全ての被造物が幸せになって欲しい。切ないまでに一人一人を愛して居られる神様の想い、叫び。人間への叫び』を感じるようになりました。

それは『人間の心にある愛の芽をもう一度、目覚め、成長させ、愛の地球に造り変えて欲しい』という叫び、切ないまでに訴えて居られる神の叫び。冷え切った地球、乱れ切った地球、愛を失った地球に、再び愛を、命を。安らぎを、そして癒しを。

これが出来るのは、神の想いを自分の想いとし、神の愛の鼓動を、自分の鼓動とし、神の命の中に自分をとどめ、神に癒されつつ、神の手にして頂くこと。そして、自分が生きるよりも、この身において、神のみ業が行われるよう、自分は小さな道具として謙虚であり続けること。

神さまはあえて、人が評価しない石ころを使うことがあります。それは『石ころを通して、ご自分の栄光をお示しになられる』これが神のなさり方、のような気がします。石ころは自分では何も出来ないことを知って委ねていれば良いのです。すると、粗末であればあるほど、神様はご自分で動いて業を示して下さるような気がします。

『愛しなさい!愛以上に優る掟は無い』と言われた神は、今も、現代の私達に、むしろ叫びをもって、『眠ってしまった愛の目を愛し、愛を成長させ、愛の地球に変えて下さい。」と叫んで居られるような気がします。

一人一人を切ないまでに愛して居られる神さまのお心を思うと、又、一人一人の命のいとおしさを思うと、被災された方への支援は兄弟としてあたり前と思いますし、一人一人のしあわせを思うと、放っておけなくなる。というのが私のエネルギー源でしょうか。


それと、最近「自立の為に支援は妨げになる。物質支援は終った」という声が届きます。その方に「あなたの親、身内だったらどうするの?」と申し上げたいと思います。私も正直、支援活動の有り方について悩みました。

そして、私の主治医よりお言葉をいただき、支援の心構えが定まりました。
「本物かどうかは、これからがわかるのだよ。ブームと言っちゃなんだが、今までは皆がワーと支援したと思う。しかし、1抜け2抜けで支援は無くなって行く、これからが本物の支援者かどうかがわかるのだよ、むしろこれからが大切だよ。自転車レッスンに例えちゃ何んだが、自転車に乗れる為には、支えてもらう必要がある。早く手を放してしまったら、乗れる人も乗れなくなり、ケガをしてしまう。乗れるようになるまで、大丈夫と思えるまで支えてやりなさい。一人で走りだせるようになったら、手を放してやりなさい。人間には何事にも、遊びという部分がなきゃ生きて行けないよ。人間はギリギリではダメ、支援だって同じだよ、志をつらぬきなさい。」

私達は本物の支援者で有りたいと思いました。

マザーテレサが被災地を訪問されたら、おそらく一人一人を抱き締め、思いっきり泣かせたと思います。

彼等の悲しみ辛さは半端ではなく、自宅を津波で流され、多くの身内を失い、家族はバラバラに引き裂かれ、周りには店も何も無く、不便な所にプレハブで出来た 湿気の多い仮設にプライバシーも何も無い狭い部屋に住み、将来の保証も、町や国の指針も無い中で、多くのストレスと悪条件の中で、必死に生きています。

ある被災者は言われました。「定年退職を前にして、会社は津波で流された。だから一円ももらえない、生涯命がけで尽した会社だった。唯一残った我が家、しかし原発の為に入れない。草が生え、雨もりがし、カビと湿気で崩れていく我が家を見るのは耐えられない。

最近、出入り解除になった所もある。しかし、震災当初よりも荒れ、トイレの水も出ず、ゴミは自分の敷地内にと言われ何が出来るのか。ガス、水道が出て、ある程度の草が刈られて自宅出入りを、と言われたらわかるが、前よりも荒れてひどくなった所を全て被災者が自分の手で、というのはあまりにも酷すぎる。」

私たちは今『神のふところ、神のぬくもり』を思い起こす時ではないでしょうか? 神のふところは癒し、優しさ、安らぎ、憂い。母のやさしさ、母の胸。悲しみ、怒り、嘆き、我儘、氷を溶かすぬくもり、幼い子の未熟さを大きな愛で包んでくれます。そこには、批判も裁きも決りも無く、相手の幸せを願う、大きな心だけのような気がします。私も被災者に向き合う時、神様のお心を戴きたい。

これは自分のエゴとの戦いにもなります。自分も人も一回限りの人生です。お互いに大切にし合いたいと思います。

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なお、こちらのリンク先には現在被災地から要請を受けている、具体的な支援品のリストを掲載しております。併せてご覧いただければ幸いです。

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# by momofukuoka | 2013-08-09 12:01 | 支援に関するお願い

帰還させられる被災者

◆自宅の除染・修復はすべて自腹
 災害があって2年4か月過ぎた被災者の自宅は、原発事故のために入居することができず、家は閉めたまま、冷蔵庫の食品は腐り、湿気で家の中はカビとネズミの大発生、屋根も崩れ、雨漏りがし、畳もブヨブヨ。所により、野生化した犬、猫、蛇の住処。イノブタ(イノシシと豚の掛け合わせ)、牛が群れを成し、災害後に生まれた、人を知らない動物たちが我が物顔に歩いているという。田畑も荒れ、荒れ果てた我が家に、被災者は、自宅に出入り自由という。ショックを受けて帰った福島の被災者は、落ち込んで寝込むと言います。失望し、生きる気力を失います。当然ではありませんか? 国の基本はあくまでも福島の被災者を自宅に帰す方向です。国が荒れ果てた家を建て替えるわけではありません。家の修理、掃除、ゴミ処分、室内除染はすべて自分たちでしなければなりません。すべて費用は自腹です。(東電の負担はあるとしてもわずかの金額で、家など建て替えられません。)

 第一原発よりわずか5kmの老夫婦も防護服を着て荒れた我が家を片づけてきた、と言い、泣きながら私宅に電話をくださいました。楢葉町は全町民を帰る方向に決断したと言います。(楢葉は第二原発立地場所です。)常識では考えられない判断です。福島の被災地は、2年4か月、入居しなかったためにどこもカビ、悪臭、ネズミの発生等で住める状態ではありません。(楢葉、富岡、大熊、双葉、浪江、小高、原町、鹿島、広野、川内村、都路、葛尾、津島、飯館など、一部大丈夫な家もありますが、ほとんどが同じです。)


◆無責任な国の帰還方針
 国は除染対策、復興住宅、仮設住宅の修理、インフラ整備、個人住宅、被災者への賠償問題、離散して家族崩壊になってしまった被災者への精神面・経済的配慮、将来への展望も示すことなく、すべてを東電と、各自治体の長(市町村の長)に判断と解決をゆだねています。しかも国の方針に逆らう自治体は交付金が減らされ、復興事業へのテーブルにもつけないと言われ、やむなく国の方針に従わざるを得ないと言います。各自治体(役場)は、責任は押し付けられるけど、お金も自由もなく、圧力でどうにもならない、とのことです。放射能は今や福島市、郡山、二本松にも及び、福島の友人の家(泉方面)は自宅の敷地に、汚染された土が入った緑色のドラム缶が5缶おいてあり、その状況も慣れてしまった、ということです。


◆被災者の叫び
 被災者の方は、「現地に来て泊まってみてくれ! 一日でも良いから、実際に仮設に泊まり、帰って良いと言われた自宅を実際見てくれ! 見もしない、来もしない、体験もしないで、我々の叫びを聞いてくれないで、決められていく。我々は生きることができない。気力も無くなり、どんどん死者が出、病気になった。」


◆ネズミの糞だらけになった福島の被災者の自宅
 新築されて間もない若夫婦の自宅で、原発放射能のために入れなくなった自宅は湿気とカビ、ネズミの住処となって家中悪臭とネズミの糞だらけ。柱や花嫁道具もかじられ、ローンだけが残ってしまったと言います。
 国は公共の除染とライフラインの整備のみ。被災者は自分の家屋敷は自分でするように言われ、資金の配布も不十分です。
 被災者は自分でネズミ駆除剤、除草剤、ごみ袋を買い、自宅の掃除、財産処分、家屋の修理を始めています。今は燃えるごみの処分。次に電化製品の処分。次に布団、家具の処分と、規定に沿って出しています。しかも解除地区は賠償金が昨年8月で切られました。
 福島の方々、あまりにも悲しすぎませんか?

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◆お願い
 皆様、福島の被災者をお救い下さい。
 生活必需品、水、米、食品にも事欠いております。温かいご支援をお待ち申し上げております。

 なお、この原稿を皆様の力で、世界に拡散してくださいますよう、お願い申し上げます(皆様のブログ、フェイスブック等で)。
 このたび「東北ヘルプ」(http://tohokuhelp.com/jp/nuclearsupport/06/index.html)ともつながり、共働の方向に動くようになりました。


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# by momofukuoka | 2013-07-30 04:51 | 福島の被災地の現状
今日は、被災者が受けた賠償金についてお話したいと思います。

私達が正しく情報を得ていない為に勘違いをし、被災者を苦しめている大きい原因の一つです。
私達は東電の巧みな綾によって、日本国民が間違った理解をしている、ということです!

被災者は、3.11の後、町によってもらった時期は異なりますが、家族は100万円、単身者は75万円、一時仮払い金として、倍賞の一部のお金として支払われました。

被災者は皆様これで助かった、としてホッとしたわけです。しかし、これは、間もなく全額返金させられたのです!これが東電の巧みな仕方でした。

間もなく、精神的賠償金の支払いの話が出ました。今まで使用した領収書を添えて(生活消耗品、食品は削除)理由も書いて申請した人で通った人のみ賠償する。

一人、月に10万円で。しかし、申請してみて初めて解ったことは、この精神的賠償金の支払いの時に、最初手にした、家族100万円、単身75万円は、全額差し引かれて残金だけが通帳に入金されました。

つまり、沢山買い物をし、100万円以上の買い物の領収証を添えた人は、そこより100万円引かれた金額を手にし、100万円にみたない領収証を添えた人は、精神的賠償金(3ヶ月で30万円)からも引かれ、とにかく家族は100万円、単身は75万円引かれてしまいました。返すお金の無かった人は、月毎に受けるはずの精神的賠償金を1年かかって返金した、という方も居られました。このことを知った被災者は、精神的賠償金の申請をすれば100万円とられるからとわかり、申請に行かなかった人は多いようでした。

今でも申請に行っていない人も多く居られるようです。しかし、3年間申請しなければ東電は「意志なし」とみなし、来年3月で「時効になる」ということを知らない被災者も居ります。

又、10万円では生活できないから、と言って、弁護士を通し、賠償金アップを申請してる人も多いのですが、この方々は、未だ、一度も精神的賠償金を手にしていません。

“私達はこの事実をご存知でしょうか?”

被災者の自宅の土地、家、田畑の賠償についても考えられないほどの安価で、仕事も、収入も無い被災者は生きる術を失っています。

「東電のお金で生きている」と、公けに罵倒され、被災者の車は傷つけられています。4.5畳の悪環境の仮設はあと2年の延長になり、お金も無く、身内はバラバラの被災者。何の罪も無く、ただ、東京や関東の方々の電気の為に、自分達の自然豊かな故郷の土地を提供した方々が、地獄の生活をしている現実!

“これでいいのでしょうか?”

しかも、国が発表している一年間に浴びて良いとされてる放射能の線量1ミリシーベルト(=毎時は、0.23マイクロシーベルト)実はこれは、屋外の時間の計算で屋内は加算されていないのです。本来、毎時0.23×24時間×365日=2,0148となり、1年間で2ミリシーベルトになるのです。現在、帰って良い、と言われている川内村は、0.7~3.4マイクロシーベルトになっています。(東電から5km~7,8kmと同じ放射線量とのことです)皆様、日本のこの現実、どう思われますか?

『皆様の暖かいご支援をお待ち申し上げております』

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# by momofukuoka | 2013-07-13 20:26 | 福島の被災地の現状
今日は30K圏外の方々についてお話しましょう。これは2013年6月26日に南相馬の方から伺った話です。

南相馬市は小高区(20K圏内)原町区(20K~30K圏内)鹿島区(30K圏外)があります。20K圏内は賠償金はいま続いており、30K圏内は昨年の8月で切られ30K圏外は東電とは関係ないと言われ、初めから賠償金は出ておりません。仮設住宅には(場所によって同じ区の方だけが入ってるところがありますが)同じ一つの仮設に、小高区、原町区、鹿島区の方々が一緒に入居している所もあります。

30K圏外の方は東電は関係無いということで、一般の私達のように税金(県民税、市民税・・・)保険料(国民健康保険料、社会保険料・・・)を払っています。医療費は災害後、半年は免除されていたが、その後は払ったとのこと。光熱費、家賃も当然払っています。

30K圏内で、解除され、帰って良いと言われた、広野、川内村、田村市、他の町も昨年の8月で賠償金は切られ、税金、保険料、光熱費など支払わされているようです。川内村の83歳の方が「解除になった自宅の一年分の田畑、家等の税金6万円払って来た。光熱費は川内村の自宅と郡山の仮設分と2軒分の基本料もとられる。昨年の8月で精神的賠償金は止まった。年金暮らしには大変です!子供にお金ちょうだい、とは言えないし、家は雨漏り裏板も腐り、風を入れないので、家の中が歩くとユサユサして怖い所がある。仮設は風が通らないので湿気、暑さがすごい。我が家は暑くない。”ふる里には、やっぱり帰りたい”このような自宅でも国は税金を請求するのです。』

30K圏外(例え30.5Kでも外となる)は基本的に東電関係ない、ということで賠償金は出ていません。

津波に遭った人は100万円を1回だけ国からもらいました。その時に国から言われました。新しく家を建てる人には200万円出しますと、しかし、申請をしないと出しませんと新築せず、アパートとかを借りる人には50万円出すと言いました(1回のみ)借り上げの家賃6万~9万を出すとも言いました。


南相馬の方から伺った船乗りさんのお話をしましょう

船主には水揚げ(漁獲量)の3ヶ月分と船の分、全額の何%かは出ました。しかし「乗り子」は少ないです。季節によって水揚げの量は異なるので、その計算で支給されました。3ヶ月で20万でした。生活の為にガレキの仕事(1日1万円)をするが、国の予算の関係でガレキの仕事の回数は決められている。決められた回数以上は仕事をしてはならないので、収入は限られてしまう。今年は4月~6月の間に10~20回でした(雨の日は休みとなる。又、国の予算の関係でガレキ処理の仕事も出来ません)

私が話を伺った方は、それでは生活できないので、2週に1回、魚がとれたのを待っていてセシウムを計る仕事をしているとのことです(1日1万円)


被災者の叫びは安倍総理の心には響いていない!

これは浪江町の町会議員の方の話です(7月3日)
「安倍総理には何回か会って話しています。町長も話している、しかし、聞きはするが、心に響かないみたいです」「どうしたら、解決できるのか」彼も悩んでいました。「とりまく議員も同じです。今は選挙のことしか頭に無い」「原発を再稼働しようとする。しかも海外に輸出しようとする!考えられないことです」「福島の現実を見て欲しい!被災者の生活復興をどう思っているのか、一度も来ようとしない。議員たちも来たことが無い!このままでは福島の被災者は生きることができない」


ご存知ですか?九電大分支社前で「再稼働やめて!」で721日間プラカード持って立って居られる人のことを!

一人の主婦が始めたことです。
2011年7月4日~、毎日、10:00~11:00、13:30~14:30、15:30~16:30。一日3回、雨の日も、風の日も、雪の日も暑い日も、寒い日も立ち続けて居られる方のことを。みなさん、声援を送ってください。そして、耳を傾けようとしない電力会社、国。 

日本はこれで良いのでしょうか?


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# by momofukuoka | 2013-07-10 20:36 | 福島の被災地の現状