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2011年3月に発生した福島原発の事故発生後、現在も仮設住宅等での避難生活を強いられている被災地の方々の状況をお伝えすると共に、支援の呼びかけなどを行わせて頂いております。


by momofukuoka
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福島の現実――福岡百子の声

〈福岡百子は、体調の許す限り被災者と対話をし、その声を世の中に伝えていきたいと望み、ツイッターで被災者の声をつぶやいております。ツイートの中から被災者の声をご紹介します。ツイッターアカウントは「もとシスター人生体験」です〉。
 
 
2017年12月13日

福島の被災地に帰還をした被災者の声をお知らせ致します。浪江町の自宅に1人で帰られた60代の主婦。「自宅に帰ったけれど、ここまで酷すぎるとは思わなかった。猪はうろうろしていて怖いので、日が暮れると鍵をしっかり閉めて外に出ないようにしている。店も何も無いのであまりにも生活に困るから、帰った事を後悔して、又戻ろうかと思う。」 南相馬小高区の方。「被災地の自宅に帰ったら、福島民報、福島民友以外の新聞は届けて貰えない。町に買いに行かなければならない。町に出るのも大変です。久しく一般の新聞は読んでいない。私は朝日新聞を災害前にとっていて、ニュース以外もくまなく読んでいたので、福島以外のニュースも知りたいのに。」私「幸い私宅で朝日を取っているので、読んだ後の新聞を送ってあげる。」彼女の家はこうして新聞が届くけど、帰還した被災者には新聞が届かないとは? 国は新聞が届かない事を確認せずに帰すとは? 店も何も無く物騒な危険な所に帰す?
 
 
2018年1月13日

1月5日に双葉町の自治会長さんの情報に、私は驚いて唖然としそこまで被災者を国は虐めるのかと、悲しみと怒りだけでなく、悪魔の仕業でないかと思うようになりました。 「被災者の仮設は今年の3月で終わりとなり、帰還困難区域の一部を除いては仮設が壊されます。被災者の事情がどうであれ、帰還宣言された市町村の被災者の名前は、被災者の数からカットされ、たとえ住めない状況であっても、もう被災者とはみなされず、一般国民と同じく、課税、年金の減額を国から求められています。自分で借家に入った人。放射能が怖く子供の学校の為に引越した人も、国は被災者数から減らしています。帰還宣言された市町村は帰還環境が整っていなくても、被災者数から減らされて被災者復興の資金もないので、住民の辛さが分かっても、国に従わざるを得ないようです。放射線量は以前より民家の高台は高くなっています。とにかく国は被災者を返して原発を忘れさせたいのです。」
 
 

1月21日
双葉町の被災者の言葉を聞いて唖然としました「安倍総理が福島に来る度に最初から私たちにこう言っています。双葉町を日本一の町にする。福島の復興なくして日本の復興はない。だから本格的に今年から双葉町の除染を始める。今年から道路も作り始めました。安倍総理の言葉を私達は信じています。」自民党員被災者は信じてました。彼は続けていいました「福島復興の事を安倍総理が公に言わないのは、日本全国にあらゆる災害被災者が多く、どこも復興を必要としているからです。福島だけに力を入れると、していない所から批判がでるからです。議員にもいろんな人がいるので言えません。福島に来た時だけしか言えないのです。」これまでの原発被災者への7年間の国の対応を見れば、福島の事を真剣に復興しようとしているかどうかは本気度が疑われます。私は福島原発被災者への対応は、国を挙げての殺人行為、じわじわと心身命を縮めて黙って見過ごすことは酷い殺人行為と思う。


by momofukuoka | 2018-01-31 06:46 | 福島の被災地の現状