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2011年3月に発生した福島原発の事故発生後、現在も仮設住宅等での避難生活を強いられている被災地の方々の状況をお伝えすると共に、支援の呼びかけなどを行わせて頂いております。


by momofukuoka
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被災地に祈りを―賠償請求の理不尽―

私たちの地球。日本だけでなく、この地球全体が、まるで病に冒されてしまったかのように汚染され、悲痛な叫びが至る所に感じられるようになりました。かつて、「(宇宙から見た)地球は青かった」と言っていましたが、創られたばかりの地球は、空気も澄み、動物と人間も仲良く共存し、もっと幸せで平和であったように思います。

次々に起こる災害。天災、人災、あらゆる苦悩の前で、私は人間の無力さ、人間の小ささ、己の小ささに気づかされます。この地球とこの世界を、再び幸せで平和な世界にすることはできないのでしょうか? 私は一つのアイデアを提案させていただきたいと思いました。

皆様、私たち、祈りませんか? 一つの心になって、一緒に祈る時間を作りませんか?

私は午後の6時から10分間、世界中の方が一つ心になって祈る、ということを提案したいと思いました。自分の健康のこと、家族の健康のこと、生活苦、苦しい現実、様々な問題、災害、あらゆる私たちの苦悩。天に癒しと力、恵みと回復を求めて、祈り合いませんか?

もはや人間の力だけでは、どうすることもできなくなった地球と思います。癒しの力を、癒しのエネルギーを天からいただきませんか? 人間の無力さを認め、謙虚になって、助けを天に求めませんか? 私たちの心が一つになって「人の幸せ」を求めた時に、奇跡は生まれ、地球は生まれ変われるのだと思います。

ご賛同をいただけます方は、10分間、お心をお寄せ下さい。歩いている時も、仕事中でも、お心をお寄せいただくことは、いつ、どんな時でも、可能かと思います。私はその時間に皆様を思い、大切に続けさせていただきたいと思います。


【福島の被災者は今】
原発事故があって、3年半が過ぎました。被災者の生活状況は解決に向かうどころか、むしろ過酷になっていく一方です。本当は国を挙げて被災者の生活改善に一刻も早く取り組んで欲しいのですが、なぜか反対の方向に向かうのを悲しく感じております。今日も被災者の声を聴いて下さい。

浪江町、独り暮らし、69歳男性(津波で自宅、仕事場を失い、妻死去。90歳の父は寝たきりで施設に)
久しぶりに彼から私宅に電話が入りました。半年前はまだ元気な声でした。しかし、生気が無く、魂の脱け殻のようになってしまい、すっかり別人のようになってしまった彼に私は仰天し、「本当にあなたですか?」と疑ってしまうほど、変わってしまいました。

「夜が一番悲しいんだよ。日中は気が紛れるけど…」とぼそっと語る彼。「もう浪江には入れない。もう私には実家もなくなった。」「浪江は、南相馬、二本松、いわきの3か所にまとめると言う。不便な所なんだよ。店は遠いし、若い人だって仕事に通えない不便な所なんだよ。今、浪江の仮設は、福島、本宮にあるんだよ。この地にやっと住み慣れたし、子どもたちもこの地の学校に慣れてきたんだよ。福島市は、被災者の住宅を造って良い、と言ってくれているんだよ。私たちも、慣れた福島に住みたい、と言っているんだよ。だのに私たちの声を聞いてくれない。なぜだかわからない。またバラバラになって、やり直しということだよ。もう行政のすることは考えられない。疲れたよ~。」

双葉町、60歳男性(妻は要介護、妻の世話と家事を夫がしている)
東電の賠償のあり方について、彼は細かく語ってくれました。
「月1人10万円の精神的賠償金について、弁護士を通して申請した人は、2011年3月から1円ももらっていません。未だに未成立です。2014年3月で精神的賠償金の未請求者は、請求の意志無しと見なされ、時効になる、と当時言われました。その頃未請求者は双葉町で900名いました。今は時効が延長になり(いつまでかはわからない)、現在、未請求者は200名います。私も弁護士を通して申請したために、1円ももらえなかったので、預金を取り崩して生活してきましたが、お金が底をつき、困りましたので、個人で東電に申請し始めましたが、書類が難しく、なかなか申請できないでいます。」

「土地、家の賠償も出始めましたが、土地の賠償額は、住んでいた町の評価額で決められてしまいます。田舎と町とでは価格が違います。100坪に対し300万円でした。家も、現在の築年数で計算されてしまいます。昔の家は、大きい柱などでできていて100年過ぎても住める頑丈な作りになっているのに、今の築年数の基準で決められます。」

「双葉の人は浄土宗が多いので、仏壇は皆、何百万円もの仏壇を持っています。その仏壇の賠償に対し、自宅に帰って、1つの仏壇に対して8枚の写真を撮って提出するように、と言われる。放射線量が高いので東電でして下さいと願っても、NOと言われ、自分たちでするようにと言われる。災害のままでごちゃごちゃになっている家の中です。その中で高さ1m80cmの仏壇を引っ張り出して、8枚もの写真を撮ることなどできようか? どうして我々の力で引っ張り出すことができようか? 東電は我々にできないことを要求してくる。8枚撮れないなら、仏壇の正面、扉を開いた所、閉めたときの最低3枚を出さないと賠償しないと言う。3枚の写真を出せば、40万円まで支払うと言う。」

「農機具1つ1つも、何枚もの写真を出さねばならない。我々の財物に対しては、全部、写真付きで申請しなければならない。しかも放射線量が高く、そのために出入りできなくなった我が家の賠償のために、被災者がしなければならないのです。」

「お金をもらうためには、手続きが難しいです。官僚のマニュアルは難しいです。上からの目線で、ちょっとでも書き方がまずいと通りません。仲間は言います。『書き方がわかんない、どう書いて良いかわからない』。」
「私は家、土地で、全部で1500万円でした。郡山は3LDKで3800万円する。私はあと2300万円をどこから借りたらよいの? 家を求めたくても、働いていない我々に銀行はお金を貸してくれません。」

「子どもは住民票が双葉町なので、正社員となれません。時給800円です。ボーナスもありません。」(他の所では被災者は週に3回しか働かせてもらえない、という方も居られました。被災者は住民票を移すと被災者でなくなり、賠償請求もできなくなり、我々と同じようにすべてにおいて税金を払わなければなりません。

また被災者は住民票を移せないために、避難先の住民にもなれず、住民としての恩典も受けられず、就職もできず、収入も断たれ、生きる権利を脅かされています。住民票を移すと被災者でなくなるという決まりは、東電で決めたことか、国で決めたことかはわかりませんが、住民票を移したからといって被災者であることに変わりはないということを、国がわからないはずはないと私は思います。)

「復興住宅はただではない。1ヶ月の家賃が1万円前後、年金生活者は2万5千円、また収入に応じて決められる。10万円になる人もいると聞く。」

「我々は早く我々の生活を正常にさせてくださいと叫んでいる。被災者はないがしろにされている。」

「国も県も、中間貯蔵庫の方に金を使いたい。県の予算も、公益費のために、と言う。被災者は利用されていると感じる。県の予算の方が優先されていて、被災者はないがしろにされている。利用されていると感じる。」

 
【生きる力―アドバイス】(7回目)
 「今」というこの瞬間に、自分の心を置きましょう。今というこの時を大切にしましょう。ともすると、私の目は先走り、未来のことをあれこれと心配し、起こるか起こらないかわからないことを心配し、心を疲れさせてしまっています。未来は神様に任せましょう。それよりも「今」に自分の心を置き、心落ち着いて、「今、味わえる喜びを」十分に味わいましょう。「幸せは今日の積み重ねです。」「心を今に置きましょう。」


【支援品をよろしくお願い申し上げます】
少なくて結構です。可能の中で結構です。「忘れてませんよ」という、あなたの優しさが失望した被災者に生きる力を与えます。


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【被災地への支援に関するお問い合わせ】
福岡百子
FAX 047-346-8675
携帯 080-5547-8675          
f.mom.1941@ezweb.ne.jp
(恐れ入りますが、これらの連絡につきましては
AM10:00~PM5:30までの間に頂けますようお願いいたします)

なお、こちらのリンク先には現在被災地から要請を受けている、具体的な支援品のリストを掲載しております。併せてご覧いただければ幸いです。

※当ブログは福岡氏より委託を受けた、前野賢一郎(maeken24@ybb.ne.jp)が更新作業等の管理・運営を行っております。
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by momofukuoka | 2014-09-13 20:50