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2011年3月に発生した福島原発の事故発生後、現在も仮設住宅等での避難生活を強いられている被災地の方々の状況をお伝えすると共に、支援の呼びかけなどを行わせて頂いております。


by momofukuoka
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ブログをご覧の皆様、ご支援をいただく皆様に。

今日は、6月17日に伺った川内村の方の話をご紹介いたしましょう。

20km圏内と30km圏内では扱い方がまるで違う!20k圏内は未だ精神的賠償は続くが、30k圏内は打ち切られている。20k圏内は国が除染をし、廃棄物処分も国で行い、自宅の家財の廃棄物も国の費用でする。しかし、30kは廃棄物処分の布団、シーツも自分各自の費用でしなければならず、処分するのに40万円かかったという人もいた。もらったお金は処分費に使わなければならず、廃棄にお金がかかる。

東電は直接、原発の地に対しては支援の対応は手厚い、月10万も.27年28年まで賠償するという、しかし、原発から離れた地に対しては厳しい!

川内村の30Km圏内に対しての対応です。精神的賠償金は昨年8月31日で止まりました。つまり、23年3月から~24年8月31日までの間は一人10万円、その後、生活の増加分として、24年9月~25年3月31日までの7ヶ月分として一人20万円(つまり一人、月28500円)、4月1日からはゼロ(補償なし)

同じ町に20kと30kでは差がある為、住民同士の争いとなる。お金がないと孫も近づいて来ない、高齢者は放ったらかしとなる。家族3世代一緒だった家族が今は祖父母、父母、子供、孫とバラバラになった。仮設も延長となった、放射能が全てをうばった、解除になり、帰って良い、宿泊して良いと、言われても、場所によっては放射能は高い!ネズミ、家も崩れている所もあり、治安の事もあり、安心して帰れない。帰るのは高齢者、代々の家を守る、お墓があると言って帰る。若い人は村外にとどまる。若い人がいないと町は存続しないことになる。地域の文化はもう、無くなっていくと思う。今までの村の歴史、文化が、村が無くなってしまうことに誰が責任を取れるのか。

大熊、浪江、富岡、双葉は帰るのは無理と言って、すでに自宅を建て、会社も他の所に再建し始めている人もいる。しかし、我々は解除地区ということで、実際、家も住めず、建てられず、賠償金も切られ、光(先)が見えない。実際、自宅に帰ったとしても、80代90代の人に何が出来るのか。実際、町の再建は困難です。自宅は自分でするように言われている。自治体はしてくれない。自治体が除染するのは、道路、家の周りだけです!町のことは、それぞれの役場に任されている。だから、支援も、被災者への生活対策も町によって異なる。だから同じ所に住んでいても(一例・郡山の南1丁目の仮設)月10万円の賠償金がもらえるところもあり、もらえない所がある。ナースボタンが無いところと有るところがある。“川内村の人は、賠償金はもらっていないのに、周りからは「東電からもらってる」といじめられ、車も壊されている”。支援物資は富岡にはくるが、我々には無い。地域が異なるとコミュニケーションも違う。

先が見えないのが一番疲れる。皆、健康を害し、亡くなってる人が多い!何よりも先に、我々には失った各家庭の生活再建や失った会社を立てて欲しい!しかし、国は我々の生活再建をしようとせず、帰れない所に帰そうとする。そして、“除染したから帰れ帰れ”と言う!

川内村は森林が多く、もともと不便なところです。今こそ救って欲しい!今こそ支援が欲しい!

自宅解除になったので、税金の支払は請求され、光熱費の基本料も自宅と仮設の二重払いとなり、少ない年金から支払い、どうやって生活したら良いか?という高齢者の声もありました。若い人はアパート生活で又お金がかかる。

どうぞ心優しい皆様、被災者への支援をよろしくお願い申し上げます。


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【被災地への支援に関するお問い合わせ】
福岡百子
FAX 047-346-8675
携帯 080-5547-8675          
f.mom.1941@ezweb.ne.jp
(恐れ入りますが、これらの連絡につきましては
AM10:00~PM5:30までの間に頂けますようお願いいたします)

※なお、当ブログは福岡氏より委託を受けた、前野賢一郎(maeken24@ybb.ne.jp)が更新作業等の管理・運営を行っております。
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by momofukuoka | 2013-06-21 20:44 | 福島の被災地の現状