新型コロナウイルスで亡くなられました方々、災害被災者で亡くなられました方々、孤独死、苦しみ抜かれて亡くなられました全ての方々のご冥福を心からお祈り申し上げます。
75年前、8月6日の8時15分はアメリカ軍の原子爆弾が広島市に投下された日でした。
広島では鐘の音と共に、黙祷される姿がテレビで放映されました。私も広島に数年住んでおりました時に、原爆ドームや資料館を何度か訪れましたが、広島の街中火の海となり、顔手足が焼けただれて茫然と立つ人々の姿が今でも眼に焼き付いて離れません。余りにも悲惨すぎる戦争犠牲者の姿です。
8月9日の11時02分には、これもアメリカ軍の原子爆弾が長崎市に投下した日でした。
そして同年4月1日これも又、アメリカ軍が沖縄を戦渦にし、この戦争で沖縄県民の4人に1人が死亡、20万人の死者を出したといわれます。沖縄「慰霊の日」の6月23日は、日本軍のトップ牛島司令官が自決した日といわれます。
今も戦争で逃げ惑っている人がいます。弱者を苦しめ殺しあっている人がいます。侵略、殺害、命の奪い合い。国の政策で、思想の違い、人種が違うというだけで。同じ人間なのになぜ差別をし、傷つけ合い、排斥し、殺しあうのでしょうか?
皆様、あなたの命、隣人の命、1人1人の命は誰の物と思っているのでしょう?
皆様「命は神様のもの」です。私達は「神様から生まれ、神様に帰るのです」「死はこの世の務めを終えて、天国に、神様の懐に帰る日」です。人と自分の命を大切にした人は報われるでしょう。人の命を粗末にした人は天で償わなければならないでしょう。辛い償いと聞いています。お互いの命を尊び大切にしあいましょう。今日という「時間」は2度と来ない時間です。「今、という時間と命は2度と来ない尊い時間と命です」
今日も《福島の今》を伝えさせていただきます。
下記は被災者の声です。
「福島被災者の故郷には、居住制限区域・避難解除準備区域・帰還困難区域と有りましたが今は帰還困難区域を除いて全部解除されました。解除された所は3年前から土地は全部課税対象となり、家は家屋税が追加され、住めない家、半壊の家とは関係なく家屋税として納めなければならなくなりました。税金を納めないと督促書が来て催促されさらに課税されます。若い人が住んでた家は作ったばかりの家が多く、年よりの家は古い家が多い。古い家は5代も6代にもずっと前の先祖の名義になっており、自分の名義でないと自分の物にならないし、賠償の対象にならないので慌てて自分の名義にした。と言う人もいます。
私は故郷に帰るつもりで家を残すつもりだったが、今なら無料で家を壊してくれるので、家を解体しちゃいました。一応、解体前の家を全壊か半壊かの確認の立ち会いを環境省・建設会社・役場3者が来て本人確認をさせられ、建設会社に『壊して処分してください。』と言わされ、家の中の品を我々は『これ必要・不用』の区分をして、最後は家の鍵を環境省の人に渡し、もう我々は家の中には入れなくなる。家は税金が高くなり土地の方が安い。家が残っていたら税がかかる。
『そんな話聴いてられない』と言う人もいる」
被災地は全部が安心安全と言うわけではありません。
環境整備が整わず、安心して帰れる所ばかりではありません。解除宣言された所でも、山は除染をしていません。「自分達で計ると放射線量が高い」所も有り、裁判起こしをしている所、裁判は途中で諦めてしまった所、町長・村長任せで言われるままの所、猪が田畑家屋敷を荒らしている所、家には泥棒が入って荒らされている所、半壊のまま雨風にさらされて雑草が生い茂って所、様々です。被災地で日用雑貨店・スーパー・大きい病院が整っている所、避難先にはあっても、故郷にはありません。有るのは富岡町・ 南相馬でしょうか?又、収入源になる産業・働く場所は無く、有るのは除染作業・解体業・土木工事等です。
帰還した人は数少なく、高齢者の1人暮しが多いです。友達は山越えて向うとか、距離が離れていて行き来が出来ません。故郷に帰った人は孤独者が多いです。死者が多いです。
東電から17Kmの小沢部落の農家の方々の出来事です。田畑を大企業化する事になり国から50億円の借金をして大企業化をする作業を始めて2年が過ぎ、これから各自に配田する寸前に津波が来て、全てが流され砂の中に埋まり全滅となりました。
災害当時「借金だけが残った。国の借金についてはチャラにすると言ってくれない」と当事者のショックは大きく、鬱病になってしまわれてました。小沢部落の皆様の事が、私は長年心配で気になっておりました。今年やっと奥様とお話が出来て、「国はチャラにしてくれましたか?」と尋ねましたら「50億円の借金をチャラにするとは未だ聴いていません。組合が作った『ニューハーム』に我々の田畑は任せました。畑の上の土は捨てました。塩が入ってしまったので稲は作れません。豆しか作っていないです。
町の 1/3は ソーラー発電に。 売った代金は市に入金予定です。
以前住んでいた所は、 津波の時全部流されてしまいました。 以前住んでた所は堤防だけ作っただけで家は無いです。皆 帰っていません。
津波で全滅、もう皆住むことは無い。今は南相馬原町区に同じ部落の人が4戸いて、支えあっています」
皆様、大企業化する為に津波前に国に借金した50億円を、国は被災者の負債をチャラにしても良いとは思いませんか?被災者が以前住んでいた所は津波で全部流され埋まってしまって、何も無くなってしまったのですから。砂浜の中に埋まってしまったのですから。
50億円と言う大金の負債は被災者の重荷となり多くの方々がその為に鬱病になってしまわれたのです。出来っこない重荷を解いて、早く安心させるのも国が国民にするべき親心ではないでしょうか?
どうぞこの記事をご覧になられた皆様、福島の被災者に対する国の数々の不正義を『変だ』と叫んでいただけませんでしょうか?ネットで友達に知らせて、皆様で『変だ』と声を挙げていただけませんか?宜しくお願い申し上げます。
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by momofukuoka
| 2020-08-09 09:45