2011年3月に発生した福島原発の事故発生後、現在も仮設住宅等での避難生活を強いられている被災地の方々の状況をお伝えすると共に、支援の呼びかけなどを行わせて頂いております。


by momofukuoka
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何だ!

何なんだ!

地の底から、きこえてくる

はらわたを引きちぎるような

不気味な、呻き声は、

突如、大地が裂け

山が呻き

恐怖におののき

逃げ惑う人々

絶叫と悲鳴の後には

瞬く間に瓦礫の山ができた。

松林の遥か上空を越えて

猛り狂った海が

悪魔と化して、襲いかかる

船が、自動車が、家屋が、

押し流され

としよりが、子供が

津波に呑みこまれる。

チキショウ!

悔しさと行き場のない憤りが

頬を伝う。


「ドーン!」

今度は何だ

数十キロも離れた

俺のところへ

背骨もきしむ、地響き

原爆が落ちた

脳裏を広島がよぎる

東京電力

福島第一原子力発電所

水素ガス

大爆発である。

逃げろ! 逃げろ!

はやく! 速く!

遠くへ! できるだけ遠くへ

見えない敵

放射能から

一目散に逃げる

一体、どこへ逃げればいいんだ

日本中を

丸ごと揺さぶる

悪魔の所業に

東北は地獄を見た


こつ!こつ!と

純朴で

ただひたむきに生きてきた

みちのくの人々が

こんな裁きを受けようとは

思いも寄らぬはずだ

だが、もう嘆くまい

鋤を手に

鍬を手に

ひたすら粘り強く

この地を切り拓いてきた

脈々と

受け継がれてきた伝統が

我々にはある。

負けてたまるか!

負けてなるものか!



平成二十三年三月

東日本大震災

原発避難民

(手を差しのべてくれた全ての人々に深く感謝)
# by momofukuoka | 2013-05-16 21:03 | 被災地の方々からの手紙
〈寂寥〉

ほんの何日前に

「元気でいようね!」と

約束したのに

一人こんな所で(仮設住宅)

あまりにも哀しく

一言の別れもなしに逝ってしまった。


「もう少し待ってね!」と言ったら

飛び切りの笑顔で

たこ焼きの

焼き上がりを待っていたあなたも、

あっさりと、いつの間にか居なくなった。


ダンディな帽子に

ステッキ突いて

おしゃれに散歩していた

ロマンスグレーのあなたも・・・・。


あれから(震災から)

二回目の冬がくる。
# by momofukuoka | 2013-05-15 21:09 | 被災地の方々からの手紙
〈姥捨山〉

大きな、大きな地震があって

津波が全てを呑みこんだ

原子力発電所が大爆発して

放射能がふりそそぎ

人々は、命からがら

先を争って逃げました。

長い時が流れて

そこには

ポツリ!ポツリ!と

としよりだけがくらしていました。


(何年か後の南相馬市小高地区)
# by momofukuoka | 2013-05-14 01:51 | 被災地の方々からの手紙
〈たのしみ〉

チューリップの球根が

いっぱい届きました。

みんなの力を借りて

集会場の周りに植えました。

鉢植えのベコニアも届きました。

仮設住宅は、なんとなく

おすましをして

ポーズを決めました。

チューリップはどんな風に

咲くでしょうか。


いろんな人や物に応援されて

夢や希望や楽しみを

明日にそっとおいてみる

すると、なにか不思議と

元気が湧いてくる

幸福なことです

お花も

ボクのげんきの栄養です
# by momofukuoka | 2013-05-13 01:53 | 被災地の方々からの手紙
〈仮設住宅〉

誰か、ここから出してくれませんか。

あと、どの位居ればいいのですか。

もう、かんべんしてはもらえませんか。


コンビニの弁当に

カップのみそ汁

何があった訳でもなく

何がある訳でもなく

ただ、今日が終わる。


焼酎のお湯割りに

愚痴をかきまぜて

寂しくなんかないさ、と

つぶやく、独り言

ボクは、もう年をとりました。
# by momofukuoka | 2013-05-12 13:56 | 被災地の方々からの手紙