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2011年3月に発生した福島原発の事故発生後、現在も仮設住宅等での避難生活を強いられている被災地の方々の状況をお伝えすると共に、支援の呼びかけなどを行わせて頂いております。


by momofukuoka
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原発の災害があって丸4年となりました。考えてみますと、災害の時に産まれた赤ちゃんが4歳児として歩み始めたということです。それだけの被災者皆さんのかけがえのない命と人生が踏みにじられ、台無しにされてしまっている。そして被災者の皆さんは忍耐に忍耐を強いられ、健康をボロボロにされ、家族、身内を引き裂かれ、人間の幸せのあらゆる条件を根底から略奪された状態で放置されてしまっているのです。しかもその状況について、誰も責任を取ることが無く、対策を積極的に取ることの熱意も感じられず、希望をもって歩める方針も立ててもらえず、被災者の故郷、自宅は放射線で汚染され、いまだ放射線量が高くて住める状態ではないのです。その地に、国は帰還宣言を目標に、住民を帰そうとしている現実。この状態は、この世の地獄とは取れませんでしょうか?

「原発さえなければ!」とNHKテレビの“飯館村”のドキュメント番組で被災者が語っていましたが、福島被災者の地獄のような日々を1日も早く解決することを、私はオリンピックよりも何よりも、国を挙げての最優先課題にしていただきたいと思います。被災者皆さんの訴えは、“今は聴いてもらえなくなった。議員も大臣も総理にも”と被災者は言います。皆様、国を挙げて、福島の「今」を見つめ直していただき、お一人お一人の胸の中で眠っておられます「愛の炎」をもう一度燃やし、全力を挙げて被災者を救うべく、情熱を傾けていただきたく、心からお願い申し上げます。


【被災者からの電話】
災害から5年目を迎えた今、我が家には急に被災者の方々からの電話が多くなりました。連日鳴り響く電話の被災者の声は、怒りと悲しみ、絶望とやり場のない苦悩のうめき声、ため息の声です。生きる力、気力が無くなってしまった被災者方の声です。私がお聴きした被災者の生の声を少しだけご紹介させていただきます。(被災者の個人情報のこともありますので、今回は町名等を省かせていただきます。)

「家を建てるために業者さんにお願いしました。しかし私たちが業者さんに従わざるを得ないのです。設計図通りにはいかず、業者の都合に合わさざるを得ないのです。“ここは縮めてください”とか、“これは作れません”とか途中で言われるのです。また“資材がない”とか、家も予定通りに建ててもらえず、いつ引っ越せるのかわからないのです。」

「建築業者さんと相談したくても、自宅には来てもらえないために、仕事を休んで遠方の事務所まで私が出向いて行かねばならないのです。生活のために働いている私は、なかなか休みを取ることができず、相談にも行けず、家の建築も思うように行かないのです。業者の人手が無いとか、資材が無いとか言われるのです。国の仕事にとられ、福島のためには人でも資材も無いようなのです。」

「障害者のために集まる場所をプレハブで作ることにしました。建てる際、トイレ設置も頼んだはずです。だのに、ほぼ完成した今になって、“トイレは作れない”と言うのです。交渉をしているのですが・・・。」
(普通、今は、お客の望みを優先し、業者は下手に出る時代ではないでしょうか? しかし福島の被災者は、立場が逆になっていることに私は驚愕いたしました。皆様は福島のこの状況をどうお感じになられましたでしょうか?)

「町は放射能が高い。我々は放射能のある所に帰りたくない。だのに、“平成28年3月までは、精神的賠償金は出すが、後は出さない”と言う。国からの圧力がかかるのです。稲作りも未だ町全体の許可は出ていない。だのに“野菜を作ってよい”と来た。我々は作っても食べたくない。子供たちはもう町には帰らない。若者がいない所、何も無い町にどうやって住めるか? 一番辛いのは、家族が分断されたことです。」

「小高区には小学校が4校ある。学校は全部廃校です。自宅も、そして今いる仮設も0.3マイクロシーベルトある。“28年4月には住民を帰す予定”と言う。“小高に商業施設を作る”と言う。住める状態ではない。我々の仮設で帰る人はいない。人間は帰れない。小高は放射能の問題があるために、国の環境省の管轄に入る。だから町が口をはさめないのです。“商業施設を作ると言ったけど、人間は帰れないのだから、イノシシに買ってもらうのかネ”と冗談を言う人もいる。」
「常磐道開通と言ったけど、大熊町は原発の近くです。」


【不安と孤独から鬱病に…】
四畳半2間に3~4人。仮設の悪環境、希望も目標も立てられない毎日。避難先での冷たい視線。経済的不安。心を話せる友、仲間がいない孤独。そして鬱病に。鬱病になられた方々が本当にたくさんおられます。福島の被災者のように、人の許容量を超えた苦悩の連続の年月でしたら、どんな強靭な心の持ち主でも、身も心もボロボロになって当たり前でしょう。

私は毎日悩みます。鬱病になってしまった被災者をどうやったらお救いできるのか? 被災者をどうやったら正常な生活に戻していただけるのか? 私は全く力の無い、一主婦にしか過ぎません。私には、こうして福島の現実の姿をお伝えし、一人でも多くの方に、“福島の被災者の友”になっていただくことをお願いすることしかできません。


【2度とない人生を支え合って】
私が他者の命の大切さに目覚めましたのは、43歳のとき、胃がん末期で、私の1分後の命が保障されていないということを体験したからでした。その時、私の1分1秒はいただきものであることを悟ったからでした。その時以来、自分の命も他者の命も、生きとし生ける万物が“いとおしい”と思えたからでした。2度と生まれることのない人生、“幸せにならなければ嘘”と思えたからです。どんな方も。私は無力な主婦です。偉そうなことを言える立場ではありません。今までもブログで失礼なことを言ってきたかもしれませんが、どうぞお許しくださいませ。

今私たちが生きている世の中は、不条理な出来事があまりにも多すぎると感じます。人間に多少の欲があるのは、生きるためのバネとして天から戴いたのだと思いますが、欲にも節度が必要な気がします。またどんな人の心にも「愛の心」が眠っていると思います。そして「幸せを願う心」も。この世界は、助け合うことによって、互いの幸せを求め合って生きるようにと、人間は造られたのだと思います。人間は一人だけで幸せになるのは難しいと思います。他者と支え合うことによって、築いていけるものだと思います。


【支援品をお願い申し上げます】
 福島の被災者を皆様のお力によってお救いくださいますよう、よろしくお願い申し上げます。福島の被災者は今なお生活消耗品、食品、義援金のご支援など求めております。ご不明な点は、私、福岡までお問い合わせくださいませ。ご支援いただけます方は、被災地をご紹介申し上げます。どうぞよろしくお願い申し上げます。心から感謝申し上げつつ。

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【支援品をよろしくお願い申し上げます】
支援が必要な状況は変わっておりません。皆様の優しいお気持ちをどうぞおよせください
福岡百子
携帯 080-5547-8675          
f.mom.1941@ezweb.ne.jp
(恐れ入りますが、これらの連絡につきましては
AM10:00~PM5:30までの間に頂けますようお願いいたします)

なお、こちらのリンク先には現在被災地から要請を受けている、具体的な支援品のリストを掲載しております。併せてご覧いただければ幸いです。

※当ブログは福岡氏より委託を受けた、前野賢一郎(maeken24@ybb.ne.jp)が更新作業等の管理・運営を行っております。

なお、英語版ブログ Reality of Fukushima (Voice of Momoko Fukuoka )http://momfukuoka.blogspot.jp/もあります。
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# by momofukuoka | 2015-03-07 04:45 | 福島の被災地の現状
北海道、新潟、群馬、そして徳島、山梨など、各地に突然襲う大雪の被害に、戸惑いを感じます今日この頃です。大自然の前では、人の小ささと弱さを感じ、自然の力に向き合う時の人間の謙虚さの必要を問われておりますように感じさせられます。さて今日も被災地の「今」を伝えさせてください。今日はこの寒空の下で、悪環境の中でじっと耐えている学校の子どもたちの様子と、昨年、国が一早く解除宣言をする試金石とした都路町の状況について伝えさせていただきます。


【被災地の子どもたちは今】
南相馬市の旧警戒区域内にある小高区の5つの小中学校は、鹿島区内の小中学校のグラウンドにある鉄骨プレハブの仮設校舎を利用しています。鹿島小学校の仮設校舎1階で小高中学校が、鹿島中学校の仮設校舎1階で小高小学校、2階で金房小学校、鳩原小学校、福浦小学校が学んでいます。 私は2012年5月から幼稚園・学校・施設関係の支援を始めましたが、その頃の子どもたちの環境は気の毒な状態でした。当時、小高小学校の先生は私におっしゃいました。「教室は工事現場のような鉄骨なので、画びょうを使うことができないので、子どもたちの作品を展示することができない。」「1階の学校は、庭に花壇を造れるが、2階はそれができないので、2階にプランタを置いている。」「品物は欲しいけど、置くスペースが無い。」今年の2月12日に学校の状況を伺いましたら、「現在も全く変わっていない、同じです」とのことでした。

富岡町の幼稚園・小学校・中学校は「ブレーキ工場」だった所で共に学んでいます。運動会、プールなどの時には移動していると伺いました。

浪江町には幼稚園・保育園はありません。二本松に小中学校があるだけです。当時、校長先生は、「朝食を食べないで登校する子の健康が心配で」とおっしゃって、カロリーメイト等を頼まれたこともあります。

親の移動と共に転校し、登校拒否になったり、拒食症になったりする子どもたちもいるそうです。また町の方針で学校が一貫校になったために通学が不便になり、転居や夫婦別居を強いられる、さらには離婚に至るなど、原発災害は子どもにも大人にも多くの苦悩を突き付けています。

今も悪環境の中で耐えているたくさんの福島の子どもたちの苦悩を、私たちは忘れてはならないでしょうし、早く救いの手を差し伸べていかなければならないと思います。


【国の試金石となった都路町の今】
私は2014年4月26日と7月11日のブログで、都路町についてご紹介させていただきました。詳しくはそのブログをご覧いただけますと有り難く存じます。都路町が「国の試金石」であるとは、政府が、福島原発被災地の11の市町村の避難区域解除に向けた最初の試金石として、避難指示の解除を、原発20キロ圏内にある都路から始めたということです。そして順次6市町村(南相馬、川俣、楢葉、飯舘、葛尾、川内)の避難指示解除を考えているようです。

都路被災者の話です。

「原発から20キロ圏内の人は、“いまだ放射線量が高いので帰らない”と言う人が多かった。しかし20キロ圏内の人でも、“月10万円の精神的賠償金は今年の3月で打ち切る”と言われた。そして“3月までに都路に帰った人には1人90万円出す”と言う。そして帰った人には“井戸を掘ってやる”と言う。それをしてもらえるのは、同じ都路でも原発から20キロ圏内の自宅に帰った人だけです。都路の中で同じ20キロ圏内に自宅があっても、都路の自宅に帰らずに仮設に残る人や、放射能を避けて30キロ圏内に家を建てた人、都路の外に移住した人には何も出ません。それで、3月までに自宅に帰ると言う人が出始めました。家の周りのみ除染して“大丈夫”と言うが、山の方は線量が高いんです。」

「20キロ圏外の人は月額10万円の賠償金を24年8月で打ち切られた。それでこのたび104戸380名が訴訟を起こした。関連死で亡くなった人に対し、国や東電からの賠償もない。どうなるのか、我々にはわからない。」

放射能に怯える被災者の現実。賠償金を打ち切られ、生活に困窮しておられる被災者の現実に目を向けず、強引に帰還を進めるやり方に悲しみを感じるのは私だけでしょうか?


【生きる力アドバイス】(15回目)
人は幸せになるために生まれました。1分1秒は戴きものであって、天から戴いた私の1分1秒を大切にしなければなりません。人は一瞬で生まれ変わることができます。あなたは、あなたの考え方によって変わることができます。悲観的な思いはあなたのエネルギーを失わせ、憂鬱な真綿であなたを縛り、生きる力を失わせます。そして不幸の虜にしてしまいます。しかし良い思いは、あなたの心を明るくし、幸せで私を包み、その幸せの輪は人をも幸せで包み、互いの生きる力となるでしょう。

私たちは幸せになるためにこの世に生まれました。苦しみからも学ぶことができます。逆境に遭い、自分の思い通りに行かない時に挫折を味わい、自分の弱さや限界に直面した時に、初めて自分を見つめ、好調の時には気づくことのなかった人生の悟りを得ることができます。失敗をもって学び、許されて有り難さを知り、無に直面して、物の有り難さ、人情の有り難さ、謙虚の素晴らしさ、自己の小ささを悟り、心の自由、執着の空しさ等、心の世界、魂の世界の大切さに気づきます。非道な扱いをされてみて、体験して初めて人の道のあり方に気づかされます。人生は学びの時間を天から戴いているような気がします。悲しみも喜びも苦悩も、すべてを天からの宿題であるプレゼントとして、自分の成熟のために与えられた体験と考え、大きな人間に成長していきませんか? 体験は学びの時です。そして、人は体験してみて、初めて、人を理解できる、真の友となることができるのでしょう。涙、悲しみ、人の苦悩を理解できる大きな人になれるのでしょう。


【支援品をお願い申し上げます】
賠償金を打ち切られた被災者、特に働けない方や高齢者は困っています。毛布、ホカロン、マスク、老人用紙パンツ、トイレットペーパー、洗剤などの日用品、水、米、調味料、乾物、缶詰、駄菓子、お茶、くだもの、野菜などの食料品のご支援をよろしくお願い申し上げます。義援金もよろしくお願い申し上げます。被災地の送り先をお知らせいたします。

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【支援品をよろしくお願い申し上げます】
支援が必要な状況は変わっておりません。皆様の優しいお気持ちをどうぞおよせください
福岡百子
携帯 080-5547-8675          
f.mom.1941@ezweb.ne.jp
(恐れ入りますが、これらの連絡につきましては
AM10:00~PM5:30までの間に頂けますようお願いいたします)

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# by momofukuoka | 2015-02-15 23:06 | 福島の被災地の現状
節分の頃までは全国的に厳しい寒さになるようですし、インフルエンザも流行っているようですので、くれぐれもご健康にお気をつけくださいますように!

さて今日も、被災地の「今」を伝えさせていただきます。私の情報は、すべて福島の被災者から直接伺いました生の声ですので、一般にテレビなどで報道されておりますことと、異なることが多少あるかと存じますが、現地の方々の「声」そのままですので、そのようなものとしてご理解いただけますよう、よろしくお願い申し上げます。 今日は楢葉町の方の声と、福島第一原発の現場で働いておられます方の声を伝えさせていただきます。


【楢葉町の方の声】
「楢葉町は2015年春以降に帰町宣言する、と聞きました。しかし現実は安心できる状態ではありません。調整懇談会の折に、町民の声として、“それなら自分で住んでみたらよい”と言う人がいたため、町長や役場の幹部職員は2014年12月から住み始めました。」

「店は楢葉役場の駐車場に3戸あるのみです。楢葉商店街として1戸、食堂1戸、そば屋1戸、3戸で店をしています。」

「通勤の時、国道6号線は混んでいます。夜は暗い。放射能もまだあり。私の家は、家の中は0.19~0.24マイクロシーベルト、台所は0.19~0.2、ゆず畑は0.5~0.6です。“森林は除染しない”と言う。だから山に近い方は放射線の値が高い。我が家の垣根、木は線量が高いです。除染していないです。」

「木戸ダムは5か町村(双葉、大熊、富岡、楢葉、広野)が飲料水に使っているダムです。しかし、ダム底の一番下には13000ベクレルのセシウムがあります。“水源は60メートル下だから、セシウムは上がってこないので大丈夫”と環境省はいう。近代的フィルターを付けて、毎日検査をする。除染はしない、と言う。我々は、台風が来たら水は混ざるのではないか?と心配します。」

「畑にはイノシシの足跡があり、自宅には怖くていられません。」
 

【第一原発の現場で働いておられる方の声】
「現場に全国からトラックが資材を持って毎日入ってきます。ミキサー、ダンプ、ジャリ車なども。心配するのは、現場でタイヤなどが汚染され、汚染された車が堂々と全国の国道を走り、全国に帰って行ってることです。関東から資材を持ってきて汚染された車が、関東に戻っていることです。これが放射能をばらまいていることです。トラックは全国走っています。全国ばらまいていることではないかと心配です。」

「震災前は、CTMが50~60CTM(*当人の説明によると、空気中の汚染を測る機械の数値のようです)までOKだったのに、今は12000CTMまでOKとなった。これは外国のデータに合わせた。12000CTMまで汚染した車が全国を走っているのです。」

「第一原発で使った工具(震災前は120CTMで汚染とされていたのに、今は400CTMまでOKとなった)を都内で使っています。汚染物が全国に蔓延していることにならないかと心配です。」

「第一原発を造って30年になります。震災前も変形した魚がいっぱいとれた。ひれが2つあるとか、背骨が曲がったのとか。」

皆様、放射能問題を他人事にしてはならないと思いませんか? 私たちの生命に関わることとして、再度真剣に向き合ってみてはいかがでしょうか? 福島を忘れることは、生命を疎んじることではないでしょうか? 皆様の手で福島の被災者を助けてくださいますよう、よろしくお願い申し上げます。


【生きる力アドバイス】(14回目)
どんな人も、どんな小さい命も、どんなに弱そうで、貧しそうに見える人も疎んじてはなりません。むしろ弱そうに見える人こそ、大切に重んじなければなりません。この世は一人一人で成り立っているのですから。一人一人には大切なこの世での役目があるのですから。色は12色で織りなされていますが、互いの色が融合して、この美しい世界、自然を形作っています。赤は赤ですし、黄色は黄色です。赤は黄色や青色にはなれません。人間も一緒です。社交家のあなたがおとなしくなれって言われても無理でしょう?

一人一人に特徴があって、一人一人に自分の世界があり、一人一人の世界を互いに尊重しなければなりません。成熟した人間は心広く、思いやりがあり、心豊かで、相手の悲しみも苦しみも涙もわかる人です。そして相手の世界も尊重できる人です。人は生涯をかけて自分を磨くために生まれました。天に帰る時が、私の完成の時です。ご一緒に、神様のもとに帰る時に、神様からご褒美をいただきましょう。


【支援品をお願い申し上げます】
毛布、ホカロン、マスク、老人用紙パンツ、トイレットペーパー、洗剤などの日用品、水、米、調味料、乾物、缶詰、駄菓子、お茶、くだもの、野菜などの食料品のご支援をよろしくお願い申し上げます。義援金もよろしくお願い申し上げます。被災地の送り先をお知らせいたします。


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【支援品をよろしくお願い申し上げます】
支援が必要な状況は変わっておりません。皆様の優しいお気持ちをどうぞおよせください
福岡百子
携帯 080-5547-8675          
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AM10:00~PM5:30までの間に頂けますようお願いいたします)

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# by momofukuoka | 2015-01-31 04:46 | 福島の被災地の現状
新年のお慶びを申し上げます。昨年はお世話になりまして、有難うございました。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

今年も被災者の方々からたくさんのお便りや写真も届きました。「避難生活も4年目となりました。まだ先が見えません…」と悲しく辛い便りが多いでした。

被災者からの手紙――「現実を知ってほしいです」――_a0308604_8464756.jpg

この写真は、仮設住宅を照らす初日の出です。わかりにくい写真かもしれませんが、私はこの写真に様々な思いを感じました。今年も家族バラバラで元旦の朝を迎えなければならない被災者の悲しみ。「くじけず、がんばれよ!」と励ましを与えているような、元旦の天からの光! 私たち支援者も、この元旦の光のようでありたいと思いました。皆様、今年もよろしくお願い申し上げます。

今日も福島被災者の現実を伝えさせていただきたいと存じます。新年早々ではありますが、今も変わらない現実の写真と、被災者からの便りを、本人の了解をいただきましたので、ご紹介させていただき、被災者への理解を深めていただければと存じます。


【浪江町の方からの便り】
「故郷に戻れない正月は4度目を迎えます。避難して丸4年になりますのに、まだこうして忘れないで気にかけていただき、ありがとうございます。皆様に感謝の気持ちを伝えたく、手を合わせております。…今まで当たり前だったことが全て否定され、できたものができなくなり、気がつけば、『私は誰? ここはどこ?』といった途方に暮れた毎日です。請戸(うけど)漁港は私が生まれ育った港ですが、子供の頃から、沖を通るフェリーを見て、いつか乗ってみたいと思いながら生活してました。その港が津波で流され、130隻くらいあった船が7隻になりました。一部落全滅です。津波だけなら立ち直れたのに、すぐに原発の放射能で、目に見えない物との戦いです。そして、関連死が後を絶ちません。宮城県の三陸あたりは復興のテレビを見ますが、私たちの所は映りません。我が家は海から少し離れた高台なので家は残っています。時々、2時間かけて家の掃除に帰りますが、道路は草に覆われ、庭はイノシシが穴を掘ったり、動物の棲み家です。原発で働いている人は、『私たちの浪江は30年帰れない』と言いますが、国は避難指示を早く解除したいでしょう。若い人は帰りません。死の町に若い人は住みません。一口では言い切れませんので、こんな話は止めましょう。」

「いまだに震災のままの場所があります。今でも変わっていません。変わり果てた故郷…。1冊のアルバムにしました。写真の一部を送ります。正月早々、こんな写真を見たくないでしょうが、現実を知ってほしいです。2年前に撮った写真ですが、今も変わっておりません。」

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「浪江町のあった真ん中です。大きな石が流され、車も見ての通りです。」

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「船が陸上に上がってひっくりかえっています。120隻以上の船が陸上がりしました。私の実家も津波で流され、兄、姉も流され亡くなりました。いまだ遺骨が見つかりません。」

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「ガレキはあちこち山になっています。前方、左奥の木が立っている所が海です。」


【奥様を津波で亡くされ、一人、仮設におられる方】
「私の家は津波で流され、妻も亡くなりました。一人で遺骨と共に住んでおります。原発のためにお墓に入れることができません。せめて温かいおしぼりで、遺影の写真に語りかけながら毎朝拭いております。家内の遺骨といつも一緒です。食事をするときも遺骨と一緒、遺骨にしゃべりながら生活しています。今年は金婚式でした。妻は生前、金婚式は日光に行きたい、と言っていたので、写真と遺骨を持って行ってきました。周りはカップルばかりで淋しかった。」


【飯館村の借り上げ住宅の方】
「『被曝を避けて、故郷を離れたら?』と言われます。しかし私たちは離れるわけにはいかないのです。国は私たちの土地、家屋を買い上げてはくれません。それどころか、故郷は自分たちで管理するように言われました。いつ帰っても良いように、故郷を、田畑を自分たちで管理しなければなりません。放っておいたら、草が生い茂ってしまいます。我々は手入れをしなければなりません。だから離れるわけにはいかないのです。通える距離にいなければならないのです。自分の土地の維持管理は死ぬまで自分たちでしなければならないのです。」


【驚くべき現実】
皆様、このたび被災者から聞いて私は驚きました。被災者の方々が自宅から離れられないことの理由が、単に「自宅に帰りたい」という個人の思いだけではなかったのです。国が、被災者の土地(田畑)の管理を被災者に託すという政策をとっている、という現実があるのです。それは、放射線量が高くて住める状態ではない地にいずれは被災者を帰すためです。いまだに放射線量が高いために4時間くらいしかいられない場所にある自宅に、被災者は通っているのです。田畑が荒れては困るからです。しかも何年先に帰れるかわからない所、30年先かもわからない所にです。被災者は国の方針に逆らうこともできず、黙って耐えています。被災者をすべて(放射能汚染が心配で帰還をためらう被災者の方をも)いずれは帰還させるという方針を国がとっているのは、帰還させれば賠償金を打ち切ることができるからではないかと思います。

皆様、福島の現実はあまりにも酷いとは思いませんか? 私たちは被災者の現実をあまりに知らなさすぎる、とは思いませんか? 私たちはもっと福島を直視し、被災者を理解しようではありませんか。そして苦悩する福島の被災者に救いの手を差し伸べてくださいますよう、お願い申し上げます。福島の被災者はいまだ物資支援を必要としておられます。生活消耗品、食料品、義援金などをよろしくお願い申し上げます。


【生きる力アドバイス】(13回目)
朝、目覚めた時から幸せ探しをいたしましょう。気に入ったノートに、気づいた幸せを書き留めましょう。幸せとは命があること、動けること、食事があること、排便できたこと。太陽の暖かさ、風、雨、虫の音色・・・書き留めたら、それを心ゆくまで味わいましょう。最初は気がつかないかもしれません。書き留めているうちに、私はたくさんの幸せに囲まれていることに気づき、心温かくなるでしょう。


【支援品をお願い申し上げます】
毛布、ホカロン、マスク、老人用紙パンツ、トイレットペーパー、洗剤などの日用品、水、米、調味料、乾物、缶詰、駄菓子、お茶、くだもの、野菜などの食料品はたいへん喜ばれます。経済的にひっ迫している被災者は少なくありません。被災地の送り先をお知らせいたします。


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【支援品をよろしくお願い申し上げます】
支援が必要な状況は変わっておりません。皆様の優しいお気持ちをどうぞおよせください
福岡百子
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AM10:00~PM5:30までの間に頂けますようお願いいたします)

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# by momofukuoka | 2015-01-13 08:54 | 福島の被災地の現状
今年もあとわずかとなりました。年月は「今」の積み重ね、一瞬一秒は天から戴いた「賜物」「贈り物」なのでしょうが、そのことに気づいておられます方は、時の過ごし方が違うのではないでしょうか、と思います今日この頃です。

今年も被災者の皆様に対してお寄せいただきました沢山のまごころに、心から有難うございました。苦悩ある方々に心から寄り添っていただきましたお一人お一人に、心から感謝申し上げます。

被災者は社会から忘れられようとしております。「もう解決されていると思っていた」「現実を知って驚きました。テレビでも新聞でも福島被災者のことは言わなくなったので、解決したと思っていました」「総理は“対処する”と言ったので、対処したと思っていました」等、福島のことは解決したと思っておられる方が意外と多いことに私は驚いております。またもう一つの驚きは、テレビや新聞の報道への信頼の深さ、テレビや新聞の報道のみが真実と思っておられる方が少なくないことです。それだけにテレビなどのマスコミ報道の在り方、責任性が問われる現代ではないでしょうか。

原子力規制委員会は原発再稼働に向けた安全審査において、川内原発、高浜原発について、新規制基準「合格」を了承したとのことです。しかし現在、全国の火山活動が活発になってきたようですし、毎日地震が各地にあり、「日本は“地震活動期”に突入した」(京都大学教授、内閣官房参与の藤井聡氏、月刊誌『Voice』2014年4月3日)とも言われています。ですのに、なぜ原発ゼロを続けていられないのかが不思議でなりません。

そして原発犠牲者の苦悩に目を向けようとせず、生命と生活をますます脅かそうとしている国のあり方に、私たち国民がもっと目を向けて、国としての対策をとっていただけるように多くの方々に声を上げていただけたら、と願います。


【被災者の声―総選挙の投票に行けなかった理由】
「被災者の投票率は低かった、と私たちは聞いています。当然です。行きたくても行けなかったのです。県外に避難した人には、投票用紙が簡単には届きませんでした。投票するためには、簡単にいかず、役場に2度ほど通信のやり取りをしなければなりませんでした。面倒くさくなり、あきらめた人もいます。雪の多い所、不便な仮設に住んでいる高齢者、病人は、投票所が遠く、足元も滑りやすく、行きたくても行けませんでした。どうして仮設で投票できないのか、考慮してほしかったです。とても残念で悔しく思いました。」


【復興住宅入居の条件】
「75歳以上でないと入居できません。私は年齢が及ばず、入居できないのです」
「ネコでも犬でもペットのいる人は入れないんです」
「借金のある人や固定資産税を納めていない人は入居できません」

皆様、津波で自宅を流され、身内を目の前で流され、悲しみと苦悩を背負った方々ではありませんか? 原発事故のために、自宅を離れ、肉親もバラバラになり、今なお自宅があっても住めず、人によっては住めない自宅のローンさえ払い続けているという不条理。しかも、四畳半一間の湿気が多く寒く環境が最悪の仮設住宅に4年近くも忍耐させられ、いまだに住み続けなければならないという、劣悪な状況におられる方々です。どうしてこれほど被災者の皆様が苦しまなければならないのでしょうか?

何か被災者方は悪いことをしましたか? 犯罪行為をしましたか? 罪を犯すどころか、むしろ私たちの電気のために、彼らは犠牲者になったのです。私たちが当たり前のように使う電化生活、電灯、乗り物、テレビ等、私たちは原発犠牲者のおかげで生活しておりますことを、思ってもよいのではないでしょうか? 

せめて1日も早く人間らしい生活ができるようにすることは、最優先事項として国が取り組むべきことではないでしょうか? 日本には生活保護法というのがあります。被災者方にはこの法律を適用しても良いのではないでしょうか? 被災者は、原発被災者は、人間としての権利を何もかも失いました。居住環境権、財産所有権。避難先の住民票取得不可、そのために就職できずに若い人が職を求めて家族がバラバラ、被災者へのいじめ、銀行から融資が受けられず開業できない企業者…。被災者の犠牲は計り知れません。

被災者の問題を、国は最優先課題として取り組んでいただきたいと切望いたします。

2016年3月31日までは仮設住宅にいられるということです。後1年3か月です。それまでに被災者は自己の進退を決めなければならないのでしょう。しかし現実は、厳しいものです。行く当てのない人もいます。若い人とは離れてしまい、一人暮らしになった高齢者が多いです。資金もありません。国は引っ越せるだけの資金は出しません。帰還するにも除染は不十分、ネズミやハクビシンなどの住まいになった自宅は、建て直さなければ生活ができません。しかしその費用はありません。帰還しても、店も病院もなく人がいない所では生活はできません。高齢者は「仮設で死ぬより、自宅で死にたい」と言うそうです。自宅に片づけに行った高齢者が自殺した、という話はよく聞きます。


【被災者に笑顔と希望を・・・】
皆様、被災者がこのままで良いはずはありません。皆様の手でお救いいただきたく、よろしくお願い申し上げます。新しい年、被災者に少しでも笑顔と希望が持てますように、そして皆様が被災者の“救いの天使”になってくださいますよう、心からよろしくお願い申し上げます。

今年もお世話になり、本当に有難うございました。皆様もご健康に気をつけられて、良いお年をお迎えくださいますように。心からの感謝のうちに、皆様のお幸せをお祈り申し上げております。


【生きる力アドバイス】(12回目)
私を平和の道具としてください。憎しみのあるところに愛を、争いのあるところに許しを、誤りのあるところに真理を、絶望のあるところに希望を、悲しみのあるところに喜びを、慰めと癒しを。温かな愛の光で包む平和の道具としてください。 


【支援品をお願い申し上げます】
毛布、ホカロン、マスク、老人用紙パンツ、トイレットペーパー、洗剤などの日用品、水、米、調味料、乾物、缶詰、駄菓子、お茶、くだもの、野菜などの食料品のご支援をよろしくお願い申し上げます。義援金もよろしくお願い申し上げます。被災地の送り先をお知らせいたします。


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【支援品をよろしくお願い申し上げます】
支援が必要な状況は変わっておりません。皆様の優しいお気持ちをどうぞおよせください
福岡百子
携帯 080-5547-8675          
f.mom.1941@ezweb.ne.jp
(恐れ入りますが、これらの連絡につきましては
AM10:00~PM5:30までの間に頂けますようお願いいたします)

なお、こちらのリンク先には現在被災地から要請を受けている、具体的な支援品のリストを掲載しております。併せてご覧いただければ幸いです。

※当ブログは福岡氏より委託を受けた、前野賢一郎(maeken24@ybb.ne.jp)が更新作業等の管理・運営を行っております。

なお、英語版ブログ Reality of Fukushima (Voice of Momoko Fukuoka )http://momfukuoka.blogspot.jp/もあります。
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# by momofukuoka | 2014-12-19 22:26 | 福島の被災地の現状