2011年3月に発生した福島原発の事故発生後、現在も仮設住宅等での避難生活を強いられている被災地の方々の状況をお伝えすると共に、支援の呼びかけなどを行わせて頂いております。


by momofukuoka
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31

<   2015年 03月 ( 2 )   > この月の画像一覧

3月11日の被災者の声

【被災した子どもたちは・・・】
3月、今は卒業シーズンでもあり、入学シーズンでもあります。甥の子ども(6年生)の卒業式動画を見ていたら、「6年間の思い出」を語った中に、「小学校2年の時、東日本大震災があって怖かった」と、その時の思い出を語っていました。あの頃“ばあちゃん”と甘えていた幼子が、今は立派な青年のような姿をして、今度は中学生となるために卒業証書を手にして胸を張って歩いている。私は途端に福島の被災者を思い、泣きました。震災に遭った子どもたちにとっての4年間とはどんなものだったのでしょう?

生まれてからしっかりと親の胸元で育まれ、何の不安もなく、安心しきって守られるはずの乳飲み子、幼子たち。その子たちが、津波で流される人や家を見、泣き叫ぶ地獄を見、住まいを転々とし、親や周りの不安を一身に浴び、恐怖や悲しみを、避難所や仮設住宅での酷暑や酷寒を体験したのです。被災した子どもたちはすごい、と思いました。同時に、普通はしなくても良い体験をせざるを得なかった子どもたちの心の傷はさぞ深く、癒しきれるものだろうか?と、被災者である子どもたちを愛おしく思いました。


【3.11の電話とメール】
今年の3.11の前後、急に被災者からの電話が絶え間なく私宅に鳴りました。今までになく、電話の向こうの方々の声のトーンは暗く、低く、やり場のない悲しみや悔しさや怒りを感じさせる、うめき声にも似た声で話された方が多かったのです。被災者とのやり取り、そして最近の情報をお伝えさせていただきます。

「浪江町で行方不明の中学生がDNA鑑定で確認されました。復興祭に間に合ったことが皆様に報告されました。それでもいまだ32不明」(携帯電話のショートメッセージですので、ここで文章は止まっております。)

「“心痛い”ばかりか?と我ながら痛切に感じてしまいます。慰める言葉がなかなか思い出せません! でも、生きている我々で復興を現実化していくネ。」

「なるべく深く考えないようにしております。」

「津波で亡くなられた方の遺族は、時間が止まったままで、まだまだ死に向き合えるには時間がかかります。原発が原因の方も、前に進まず、辛い現実です。」

「いっぱい、いっぱい、寄り添ってほしいです。」

「あの日のように、今日も雪でした。」


【国、東電、賠償に対する被災者の声】
「“各町のゴミの焼却は各町でするように”と国から言われた。しかし肝心のゴミ焼却炉は国が建てることになっている。だのにいまだに国は焼却炉を作っていない。国は、“春以降、帰町宣言をする”と言う。そのために皆、家のゴミを出し、粗大ゴミも出している。住めなくなった家は解体している。だのに、国がいまだゴミ焼却炉を作っていないために、ゴミ処理が先に進まない。」(楢葉)

「国は、津波で被災した人のために楢葉に復興住宅を作ってくれると言った。だけどいまだにできていない。それなのに国は、“今年の春、帰町宣言をしたい”と言う。国は“早く帰れ”と押し付けるだけです。」(楢葉)

「国会議員に言ってもダメです。国の官僚が動かないとダメです。総理が一言、言えば、動くのですが…。」

「環境省は逃げる、他の省の責任にする。我々に対する責任は環境省にあるはずだが。」

「帰還困難区域は、双葉、大熊と、浪江、富岡の一部です。すでに、広野、都路、川内、楢葉、南相馬、飯舘、葛尾は解除方向に行っており、少しずつ、順に解除させるのでしょう。」

「大熊と双葉は、中間貯蔵施設の問題で帰れないことに印を押された。“自分で生きる道を探しなさい”と言われたようなものです。本当は、福島被災者のために、国が新しい土地を買い上げて“そこに住んでください”と言うのなら、私たち被災者は感謝するでしょう。しかし現実はそうではない。被災者は自分の土地を買い上げてもらい、そのお金で新しい土地と住まいを自分で調達するのですが、それが可能な金額で買い上げてもらえるわけではないのです。土地の買い上げ価格は、町ごとに決められ、町によって異なります。帰還困難区域の双葉、大熊、浪江、富岡のそれぞれの土地価格は、低い評価額で決められ、しかもその7割しか保障しないと言うのです。被災地の土地評価額は非常に安いうえに、その7割しか保障されない。我々が新しい土地と家を求めようとすれば、その金額の10倍も100倍もかかる。新しく求めたい土地の評価額の表示は、税務署で決めた価格が公表される。しかし買うとなると、それの1.5倍を求められる。なぜならそれに不動産屋への支払いが加算されるからです。つまり公示額の1.5倍を請求されるのです。これでは高すぎて、我々は住む家を求めることができない。」

「我々は裏切られた。」

「我々が何か悪いことをしたのか?」

「皆、何をしたらよいか、わからなくなってきている。」

「年をとり、気力も無くなり、何のために生きていかねばならないのか?」

「復興予算があると言う。住民こそ先だっぺ。公共も大切だが、我々被災者の住宅を考えてくれ。」

「我々はどうにもしようがない。」

「自殺者が多くなった。」

「皆、病気で倒れている。」

「避難指示解除宣言前は、医療費、家賃、光熱費などは無料でした。しかし解除宣言とともに、すべてが解除される。復興住宅も、年金暮らしの人でも、月に8000円払わなければならない。それに共同費(エレベーター、集会室使用料)として5000円、駐車場代2000円を払うようになる。復興住宅の家賃は、収入に応じて10段階になると言う。最低の人でも月8000円で、月80000円の人もいるという。収入のない人はどうやって生活できるのか?」


【被災者の立場に立って…】
皆様、これが福島被災者の現実です。どうしてもっと被災者の立場に立った温かい対策が、緊急の対策が取れないのでしょう。失望しておられる福島の被災者の皆様に、これからも、温かいまなざしと思いやりをもって、ご自分のこととして、温かい手を差し伸べていただけますよう、よろしくお願い申し上げます。そして福島被災者のこの現実を、友人、知人に、有力者にお知らせくださいますよう、よろしくお願い申し上げます。


【支援品をお願い申し上げます】
被災地ではまだまだ寒さが続いております。生活消耗品、食品、義援金のご支援をお願いいたします。ご支援いただけます方は、被災地をご紹介申し上げます。ご不明な点は、福岡までお問い合わせください。どうぞよろしくお願い申し上げます。心から感謝申し上げつつ。


--------------------------------------------------------------------------------------------------------
【支援品をよろしくお願い申し上げます】
支援が必要な状況は変わっておりません。皆様の優しいお気持ちをどうぞおよせください
福岡百子
携帯 080-5547-8675          
f.mom.1941@ezweb.ne.jp
(恐れ入りますが、これらの連絡につきましては
AM10:00~PM5:30までの間に頂けますようお願いいたします)

なお、こちらのリンク先には現在被災地から要請を受けている、具体的な支援品のリストを掲載しております。併せてご覧いただければ幸いです。

※当ブログは福岡氏より委託を受けた、前野賢一郎(maeken24@ybb.ne.jp)が更新作業等の管理・運営を行っております。

なお、英語版ブログ Reality of Fukushima (Voice of Momoko Fukuoka )http://momfukuoka.blogspot.jp/もあります。
--------------------------------------------------------------------------------------------------------
by momofukuoka | 2015-03-22 04:58 | 福島の被災地の現状
原発の災害があって丸4年となりました。考えてみますと、災害の時に産まれた赤ちゃんが4歳児として歩み始めたということです。それだけの被災者皆さんのかけがえのない命と人生が踏みにじられ、台無しにされてしまっている。そして被災者の皆さんは忍耐に忍耐を強いられ、健康をボロボロにされ、家族、身内を引き裂かれ、人間の幸せのあらゆる条件を根底から略奪された状態で放置されてしまっているのです。しかもその状況について、誰も責任を取ることが無く、対策を積極的に取ることの熱意も感じられず、希望をもって歩める方針も立ててもらえず、被災者の故郷、自宅は放射線で汚染され、いまだ放射線量が高くて住める状態ではないのです。その地に、国は帰還宣言を目標に、住民を帰そうとしている現実。この状態は、この世の地獄とは取れませんでしょうか?

「原発さえなければ!」とNHKテレビの“飯館村”のドキュメント番組で被災者が語っていましたが、福島被災者の地獄のような日々を1日も早く解決することを、私はオリンピックよりも何よりも、国を挙げての最優先課題にしていただきたいと思います。被災者皆さんの訴えは、“今は聴いてもらえなくなった。議員も大臣も総理にも”と被災者は言います。皆様、国を挙げて、福島の「今」を見つめ直していただき、お一人お一人の胸の中で眠っておられます「愛の炎」をもう一度燃やし、全力を挙げて被災者を救うべく、情熱を傾けていただきたく、心からお願い申し上げます。


【被災者からの電話】
災害から5年目を迎えた今、我が家には急に被災者の方々からの電話が多くなりました。連日鳴り響く電話の被災者の声は、怒りと悲しみ、絶望とやり場のない苦悩のうめき声、ため息の声です。生きる力、気力が無くなってしまった被災者方の声です。私がお聴きした被災者の生の声を少しだけご紹介させていただきます。(被災者の個人情報のこともありますので、今回は町名等を省かせていただきます。)

「家を建てるために業者さんにお願いしました。しかし私たちが業者さんに従わざるを得ないのです。設計図通りにはいかず、業者の都合に合わさざるを得ないのです。“ここは縮めてください”とか、“これは作れません”とか途中で言われるのです。また“資材がない”とか、家も予定通りに建ててもらえず、いつ引っ越せるのかわからないのです。」

「建築業者さんと相談したくても、自宅には来てもらえないために、仕事を休んで遠方の事務所まで私が出向いて行かねばならないのです。生活のために働いている私は、なかなか休みを取ることができず、相談にも行けず、家の建築も思うように行かないのです。業者の人手が無いとか、資材が無いとか言われるのです。国の仕事にとられ、福島のためには人でも資材も無いようなのです。」

「障害者のために集まる場所をプレハブで作ることにしました。建てる際、トイレ設置も頼んだはずです。だのに、ほぼ完成した今になって、“トイレは作れない”と言うのです。交渉をしているのですが・・・。」
(普通、今は、お客の望みを優先し、業者は下手に出る時代ではないでしょうか? しかし福島の被災者は、立場が逆になっていることに私は驚愕いたしました。皆様は福島のこの状況をどうお感じになられましたでしょうか?)

「町は放射能が高い。我々は放射能のある所に帰りたくない。だのに、“平成28年3月までは、精神的賠償金は出すが、後は出さない”と言う。国からの圧力がかかるのです。稲作りも未だ町全体の許可は出ていない。だのに“野菜を作ってよい”と来た。我々は作っても食べたくない。子供たちはもう町には帰らない。若者がいない所、何も無い町にどうやって住めるか? 一番辛いのは、家族が分断されたことです。」

「小高区には小学校が4校ある。学校は全部廃校です。自宅も、そして今いる仮設も0.3マイクロシーベルトある。“28年4月には住民を帰す予定”と言う。“小高に商業施設を作る”と言う。住める状態ではない。我々の仮設で帰る人はいない。人間は帰れない。小高は放射能の問題があるために、国の環境省の管轄に入る。だから町が口をはさめないのです。“商業施設を作ると言ったけど、人間は帰れないのだから、イノシシに買ってもらうのかネ”と冗談を言う人もいる。」
「常磐道開通と言ったけど、大熊町は原発の近くです。」


【不安と孤独から鬱病に…】
四畳半2間に3~4人。仮設の悪環境、希望も目標も立てられない毎日。避難先での冷たい視線。経済的不安。心を話せる友、仲間がいない孤独。そして鬱病に。鬱病になられた方々が本当にたくさんおられます。福島の被災者のように、人の許容量を超えた苦悩の連続の年月でしたら、どんな強靭な心の持ち主でも、身も心もボロボロになって当たり前でしょう。

私は毎日悩みます。鬱病になってしまった被災者をどうやったらお救いできるのか? 被災者をどうやったら正常な生活に戻していただけるのか? 私は全く力の無い、一主婦にしか過ぎません。私には、こうして福島の現実の姿をお伝えし、一人でも多くの方に、“福島の被災者の友”になっていただくことをお願いすることしかできません。


【2度とない人生を支え合って】
私が他者の命の大切さに目覚めましたのは、43歳のとき、胃がん末期で、私の1分後の命が保障されていないということを体験したからでした。その時、私の1分1秒はいただきものであることを悟ったからでした。その時以来、自分の命も他者の命も、生きとし生ける万物が“いとおしい”と思えたからでした。2度と生まれることのない人生、“幸せにならなければ嘘”と思えたからです。どんな方も。私は無力な主婦です。偉そうなことを言える立場ではありません。今までもブログで失礼なことを言ってきたかもしれませんが、どうぞお許しくださいませ。

今私たちが生きている世の中は、不条理な出来事があまりにも多すぎると感じます。人間に多少の欲があるのは、生きるためのバネとして天から戴いたのだと思いますが、欲にも節度が必要な気がします。またどんな人の心にも「愛の心」が眠っていると思います。そして「幸せを願う心」も。この世界は、助け合うことによって、互いの幸せを求め合って生きるようにと、人間は造られたのだと思います。人間は一人だけで幸せになるのは難しいと思います。他者と支え合うことによって、築いていけるものだと思います。


【支援品をお願い申し上げます】
 福島の被災者を皆様のお力によってお救いくださいますよう、よろしくお願い申し上げます。福島の被災者は今なお生活消耗品、食品、義援金のご支援など求めております。ご不明な点は、私、福岡までお問い合わせくださいませ。ご支援いただけます方は、被災地をご紹介申し上げます。どうぞよろしくお願い申し上げます。心から感謝申し上げつつ。

--------------------------------------------------------------------------------------------------------
【支援品をよろしくお願い申し上げます】
支援が必要な状況は変わっておりません。皆様の優しいお気持ちをどうぞおよせください
福岡百子
携帯 080-5547-8675          
f.mom.1941@ezweb.ne.jp
(恐れ入りますが、これらの連絡につきましては
AM10:00~PM5:30までの間に頂けますようお願いいたします)

なお、こちらのリンク先には現在被災地から要請を受けている、具体的な支援品のリストを掲載しております。併せてご覧いただければ幸いです。

※当ブログは福岡氏より委託を受けた、前野賢一郎(maeken24@ybb.ne.jp)が更新作業等の管理・運営を行っております。

なお、英語版ブログ Reality of Fukushima (Voice of Momoko Fukuoka )http://momfukuoka.blogspot.jp/もあります。
--------------------------------------------------------------------------------------------------------
by momofukuoka | 2015-03-07 04:45 | 福島の被災地の現状