2011年3月に発生した福島原発の事故発生後、現在も仮設住宅等での避難生活を強いられている被災地の方々の状況をお伝えすると共に、支援の呼びかけなどを行わせて頂いております。


by momofukuoka
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カテゴリ:福島の被災地の現状( 56 )

桜の花も開花し、被災地福島の三春の山村では、未だ雪があり、福寿草、梅、椿が一度に咲き、桜はこれからです、とのことです。

4月は入学、入社と、人生にとって、希望に満ちた出発の時ですが、現実の日本は多くの問題を抱えた苦難の時のような気がします。

今日も福島の被災者の現実をお伝えしたいと思います。


【浴びて良い放射線の数値が20倍にアップしました】
被災当時は、年間1ミリシーベルト(=毎時0.23マイクロシーベルト)以下は大丈夫として、国の基準は1ミリシーベルトが安全基準と報じられていました。しかもこの数値も外に居ると想定した時間(1日12時間)だけで計算してあり、1日24時間×0.23マイクロシーベルトで計算すると、年間2ミリシーベルトを超えます。被災者は、国の安全基準は間違っている、と当時から言っていました。

しかし最近、国は、「年間20ミリシーベルトまで大丈夫」と言い、年間放射線量が20ミリシーベルト以下の地域には帰還宣言をし、住民を帰し始めています。2012年に広野町を、2012年8月に川内村を、そして福島第一原発から20キロ圏外のほぼ全域の市町村を。今年の4月からは都路の学校再開も。住民の意見は聞くことなく、押し切られました。平成28年春には南相馬も解除宣言される予定と言います。

チェルノブイリ原発事故の避難基準でさえ、年間放射線量1ミリシーベルト以上の地域住民は移住の権利があり、5ミリシーベルト以上では移住義務が生じるそうです。

現場を知る被災者の方は言います。「本来は双葉郡は放射線量が高く、危険地域です。ですので、国が土地や家、屋敷を買い上げ、全住民を安全な場所に移住させ、危険地域として高い塀を作り、立ち入り禁止とすべきです。」ですのに、移住する家も作らず、賠償金も出さず、帰還宣言をして帰すとは。しかも住民の声は聞かず、強引に押し切られます。

原発立地地域の双葉町、大熊町、富岡町、楢葉町、浪江町も三区分され(帰還困難区域、居住制限区域、避難解除準備区域)、賠償方法も賠償金額も異なります。帰還困難区域にはまとめての支払いを、しかし居住制限区域には分割の支払いをするのです。しかし自宅に入居できない状況は帰還困難と同じなのに、一括支払いでないために、資金が無く、新しい住まいを求めることができません。原発立地地域でさえ、「帰還可能」とできる場所には住民を帰そうとするのです。

放射線はいまだに流出しております。風に乗って、また地下水に。双葉郡だけでなく、福島だけでなく・・・。

国は被災者を帰還させ、何事も無かったかのようにしたいのかもしれませんが、日本国民の命や生活を守ることを優先し、原発が及ぼす影響の重大さを自覚し、「国民を被曝から守る」ことを最優先課題にして欲しいものです。

現場で作業をする人から聞きました。「田畑の線量の高い所はシートを敷き、その上に新しい土をかけ、その上で線量を計る。それでも線量が高い場合は、またシートを敷き、新しい土をかけ、そして計る。そして“線量が低くなった”と公表する。これ、改ざんでないか?」と。


【被災者の困窮を救ってください】

福島被災者の現実は報道されていません。国や東電が守っている、と日本国民は勘違いしています。否むしろ、勘違いさせられている、と私は思っています。

2011年、被災者は家族100万円、単身者は75万円支給されました。その後は、弁護士さんを通して申請した人が各市町村にかなり居られ、その方々は未だ東電との折り合いが付かず、精神的賠償金の月額10万円を3年の間、1銭も受け取っていません。役場の人に、この件について聞きましたら、「未だ平行線で分からない」と言います。私は、もらわずじまいで終わるのではないか、と内心、心配しています。

収入のない被災者は本当に大変です。除染作業かがれき処理かでの生計、しかも雨の日、雪の日は休業となり、収入は無くなります。最近はアベノミックスで、土木関係の仕事は被災地には来なくなった、働くところが無くなった、と言います。

福島の現状を知っていただくために、事例をご紹介致します。
〈妻20歳・夫22歳〉
・弁護士を通して申請しているために、月10万円の賠償金はありません。
・夫は除染の仕事、妻も働いていたが、3月末で仕事はなくなった。
・妻「子どもが欲しいけど、お金がないので産めない」
・持っている品(フライパン、鍋、どんぶり、大皿各1、中皿2のみ、衣類と寝具もそこそこ。
・彼女が私に願ったこと「味噌汁を作るなべがもう一つ欲しい。プラスチックでも良いから食器が欲しい。消耗品や食品、それは嬉しい。0歳児を持つ仲間もいるし、分けられる。」私は支援者に頼み、寝具・衣類・食器・消耗品・調味料などを送りました。

困窮状態にある被災者は未だたくさん居られます。消費税が上がり、経済的にも大変な私たちですが、どうぞ少しでも結構ですので、福島の困窮状態にある被災者を皆様の手でお救いくださいますよう、よろしくお願い申し上げます。

被災地をご紹介申し上げます。下記にお問い合わせくださいませ。


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【被災地への支援に関するお問い合わせ】
福岡百子
FAX 047-346-8675
携帯 080-5547-8675          
f.mom.1941@ezweb.ne.jp
(恐れ入りますが、これらの連絡につきましては
AM10:00~PM5:30までの間に頂けますようお願いいたします)

なお、こちらのリンク先には現在被災地から要請を受けている、具体的な支援品のリストを掲載しております。併せてご覧いただければ幸いです。

※当ブログは福岡氏より委託を受けた、前野賢一郎(maeken24@ybb.ne.jp)が更新作業等の管理・運営を行っております。
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by momofukuoka | 2014-04-08 06:01 | 福島の被災地の現状
災害が起きて丸3年が過ぎました。福島原発被災者の状況は全く変わっていないどころか、「もっと悪くなった」とNHKのテレビ番組でもやっと報道されるようになりました。しかしまだまだ福島の現実をわからない人が多いです。むしろ、ほとんどの方がわかっていないのではないでしょうか?

さて今日も、3年過ぎた被災者の現実をお伝えさせて下さい。その前に、「福岡の情報は確かか?」とお感じになられる方にお伝え致します。私は昨夜、富岡町から大熊町に嫁いでこられた方に、皆様にお伝えしましたレポートを確認していただきました。「全くその通りで、間違いありません」とのことでした。


【福島被災者は、人が変わらなければ生きられなくなりました】
もともと福島の人柄は、素朴で善良で純粋で忍耐深く、温厚で屈託無く、自己主張することもなく、仲間を家族のように愛し、初対面の人も快くもてなし、農業や漁業を主な仕事とする人が多く、自然に囲まれ、自然の風雪にも順応し、質素な生活をし、口数の少ない善良な方々が多いです。

私は、「福島という地名の由来を知っていますか?」と聞かれたことがあります。「それは、外の方がつけた地名です。福島の人ほど、人間として素晴らしい人はいない。まさに『福の島』だ。それが地名の由来です」と。また、ある人から聞きました。「福島は神が居られる町だ。ここから世界に発信している」と。福島の方々はこのことはご存知でもなく、自覚もないでしょう。

私は今、多くの福島の被災者の話を聞くたびに、「こんなに苦境にあるのに、なんでそんなに穏やかで受け入れてしまうの? すごい人たち。悲しみも怒りも、全部受け入れて順応しようとするの? 生きていけない拷問のような日常に、黙って耐え、死んでいくの?」と、福島の方々の人柄が良いだけに、やるせない気持ちになります。

被災地の方々の中には、一日中、狭い仮設の中にこもり、一日中ボーッとして、食べることも忘れ、お腹がすいたことも自分でも気がつかず死んでいく、孤独死が多くなった、と言います。「今では当たり前のことになり、自殺者も多いが、現実はそうなんですよ、福岡さん。新聞では福島のことは何も出なくなったけど」と自治会長さんの言葉です。

「福岡さん、福島の方は、自ら人格を変えなければ生きていけなくなりました。他人からは冷たい視線にさらされ、国や東電から酷い扱いを受け、地獄の毎日。この中で生きるためには、自ら感情の無い人間に変わらなければ生きられなくなりました。普通の感覚では、発狂してしまうからです。自分の感覚を殺し、感情の無い人間に変身しなければ、生き続けることはできなくなりました。でなければ、この過酷な生殺しのような状況には耐えられません。」

「ですから、福島の人は無気力、主体性が無く、暗く、無口、魂の脱け殻のような人が多くなりました。頑張る力もなくなりました。」あんなに素朴で明るく愛情深く、忍耐深い素晴らしい人だったのに。


【2月に東電の賠償金は支払われはじめました。しかし・・・です】
申請をした人には、土地・家・財物に対しての賠償金が出始めました。しかし町によっては東電との話し合いが成立せず、未だに賠償金を受け取っていないところもあります。それは「金額があまりにも低く、家を建てられるほどの物ではないから」と言います。双葉郡での土地評価ですし、納めていた税金額によって評価されますし、「双葉郡では住めても、避難先での土地評価は何倍にもなりますので、到底、家を求めることはできません」と言いました。

それに東電は同じ町を3区分にしてしまいます(帰還困難区域、居住制限区域、解除準備区域に)。その分け方も、道路を挟んで、また隣の家と自分の家との境で、また母屋と納屋などで。その区分によって、土地・家・財物の賠償金額が異なります。また借家の方には、土地・家は関係ないとして、財物しか賠償しません。しかも微々たるもので、考えられないほどの低評価です。

一方、津波で自宅を流された方には、東電には関係ないこととして、土地・家・財物のお金は出しません。少しでも家が残った人には、それに応じて少しは出すようです。私が思いますのに、東電が出さないなら、国が再建できるような生活費を出しても良いように思うのですが。一般に生活保護法(そして憲法25条)があるのに、国は被災者の皆さんに生活保護法を適用しないのか? どうして国の権限で、国民の命と生活に関わる最も大切なことの責任を取らず、地方自治体の長に任せているのか、不思議でなりません。


【福島の仮設は寒く、野菜は高騰で品薄です】
今年は40年ぶりの大雪でした。そのため、福島県内大雪で、仮設も例年になく寒く、特に山村の仮設(三春、葛尾、田村、都路、川内、会津等)は店もなく、どうして過ごしたのか、私は心配してました。郡山市熱海町の方の話では「キャベツが一個600円、ほうれん草がごく少量で180円だった。冷凍食品が入荷されず、何も店には無かった。私は支援をいただいたので助かったけど。」 被災者の現実の厳しさに、私は胸が痛いです。


【仮設住宅から出た方に支援を】
「仮設住宅では限界です」と住まいを求め、引っ越す方が少しずつ出始めました。秋頃にはもっと出るようです。津波で自宅を流された方、自宅がネズミやゴキブリの巣になってしまった方は、すべてを買い求めなければなりません。そんな方々に、皆様の手助けが必要となります。生活必需品をすべて揃えなければならないのですから。寝具(布団、毛布、シーツ)、座布団、四季の服、下着、靴下、食器……ありとあらゆるものを必要とするようになります。その時のために皆様、備えておいていただけますか? 今は欲しくても、仮設は狭いので我慢しております。今でも布団などの寝具を必要としているところがありますので、提供していただける方はお知らせ下さいませ。


【役場によっては自立を促し、「支援を断りなさい」と言う所もある】
「3年過ぎたのだから、自立しなさい。だから支援を断りなさい」と言っている役場もある、と言います。その空気が町内に流れ、他の町にも浸透し始めている、と聞きました。そのために、頼み難くなった、と言います。何ということでしょう。私は、「役場もやはり官僚か」と思うようになりました。すべての役場がそうだとは言えませんが、被災者は、「役場の人は安全なところに住み、住居もあり、給料もあり、生活が安定している。我々とは違う。だから他人事になっている」と。


【支援の心】
皆様、自立とは、周りが決めることではないと、私は思います。年数ばかりが経っても、解決どころか、ますます悪化してしまった福島被災者の現実。かえって今からこそが、もっと支援品や支えが必要なのに。経験のない人が、どうして自立を叫ぶことができるのでしょう。自立という言葉は、周りが言うのでなく、被災者が本当に生活が安定し、災害前の生活に戻り、何の不安もなくなってから、初めて感じる言葉ではないでしょうか?

私はホームドクターの言葉を思い出します。「支援とは、自転車レッスンを支えるようなものだよ。早く手放してしまえば、乗れる人も乗れなくなる。本人が本当に1人でこいで十分に乗れるようになったら、初めて手を放してやりなさい。それまで手を放してはならない。人間はどんなものにもゆとりがなければ生きていけないものだよ。支援だって同じだよ。人間はキリキリではだめなのだよ。あなたは本物の支援者になりなさい。」私は本物の支援者になりたいと思いました。

一人一人は大切な命です。一人一人の人生はまたとない一回限りの人生です。みんな、幸せになるために生まれました。産まれた時の目の輝き、キラキラとした瞳。本当は成長と共に一人一人の輝きは成熟したものにならなければならないと思います。それが年齢と共に暗くよどんだ活力のない険しい瞳になっていくのはどうしてでしょう。目は心の窓と言われます。物が少なくても、澄んだ美しい瞳、私は地球のみんながそんな瞳を目指したらよいのに、と思っています。

私たちは他者の幸せを思いやる、心温かい人になりませんか? そしてあなたの優しさが波及され、皆様の力で愛の地球を目指しませんか?

どうぞ助けを必要として居られます、福島の被災者の友となって下さいますよう、心からよろしくお願い申し上げます。

3年目の3.11の決意。被災者もさまざまな悲しみを抱きつつも、前に向かってお一人お一人、何かの決意を心に抱いて居られるでしょう。

私たち支援者もお一人お一人、「愛の地球を波及する」決意をご一緒に心に抱いていただけたら、たいへん嬉しく存じます。


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by momofukuoka | 2014-03-11 00:00 | 福島の被災地の現状
【まだまだ支援の手は足りません】
「あり得ないことが平然と行われています」という先日の私のブログを読まれた方々が、「ショックを受けた。福島の現実を全く知らなかった」と言われて、支援の問い合わせや義援金の送り先を教えて欲しいという連絡が殺到しました。私は皆様の善意が嬉しく、涙しました。皆様、本当に有り難うございました。被災者で困っておられる、仮設や仮設以外に住む個人、救済を求めておられる方の数は半端ではありません。まだまだ支援の手は足りません。

私は皆様に福島の情報を拡散していただき、全国にうねりとなって、国民皆で再び福島原発被災者住民の現実をよく知っていただき、日本全国の方々が今の福島の被災者を救っていただくよう、お願いしたいと存じます。

大きな支援品でなくて良いのです。ご家庭にある余分な品、また少額の品、少額の義援金でよいのです。送り先をご紹介致しますので、ぜひ私にお問い合わせください。メール、FAX(私にとっては助かります)で、お名前、可能ならご住所、お電話番号等をお教え願えれば有り難いです。必要に応じて資料も送らせていただきます。

私は、できれば皆様がファミリーの付き合いをしていただき、長期の支援をしていただければ有り難いです。同じ支援者が同じ被災者の一戸、または仮設の方々を。私は72歳の病身です。私が不在となっても、安心して死ねるように。

おそらく、福島被災者の支援は10年、20年、それ以上の支えが必要と思われます。国が本気で被災者の支援に向き合わない限り、私たち以外に彼らを支える人はいないでしょう。被災者には物資だけでなく、「心の友」が生きていく上で大きな生きる力になります。彼らの悲しみ、苦悩を共に共有して、受けとめて、包んでいただけます方。大きな事はされなくて良いのです。優しいあなたの眼差し、言葉、そして想いが、彼らの苦難を乗り切る力になるのです。一緒に被災者の「心の友」になっていただけると、たいへん有り難いです。荷物が着いた頃、お電話をしてみて下さい。被災者は電話するお金が無いのです。ですから、皆様の方から電話をして親しくされてください。福島の方は、今、苦悩と絶望の中におります。ですので、言葉は重く、暗く、無口でしょう。ですので、被災者にあれこれ質問することはせず、黙って話を聞いて受けとめて下さい。物資を送る際は、「何が欲しいですか? 言ってください」と言っても、「大丈夫です」としか言わないでしょう。ですので、具体的に、「調味料、お米、トイレットペーパー、衣類はどうですか?」とこちら側から品物の名を挙げてください。すると、対話がしやすく、有り難い支援者となるでしょう。

私は皆様に、被災者一人ひとりを委ねたいと思います。あなたが被災者の天使になっていただけたら幸いです。よろしくお願い致します。


さて、今日も被災者の状況をお伝えいたしましょう。すでに今までブログで流して参りましたが、再び、まとめてお知らせ致します。


【被災者がもらった賠償金――2011年3月~今までの間】
(福島県東京電力KK,原子力補償相談室に2012年5月、身内として電話で聞きました。)

①一時仮払金(賠償の一部のお金として)
・家族(2人でも5人でも同金額)は100万円、単身は75万円。
・しかし、これは仮払金なので返金する。
・しかし、これは避難のために持ち出しができなかった家電品、衣類、家具、礼服、寝具等の物のための仮払金。東電の姿勢は、「領収証を添えて理由を書いて提出してください。(消耗品、食品は該当しない。)審査が通れば、領収証から仮払金を差し引いた金額を追加として渡します。領収証がない分は請求できません。」
(例)領収証120万円-仮払金100万円(単身75万円)=20万円(45万円)
   この20万円が追加してもらえる。(消耗品、食品は領収証があってもダメ。)
*衣類、家具、寝具、家電など、沢山買っていた人は、領収証があれば追加金を請求できました。しかし仮払金100万円(75万円)を将来のためにととっておき、全部使わずに倹約した人は、仮払金の全額を自分のものにすることはできませんでした。
  (例)仮払金100万円-領収証50万円=50万円返金

②精神的損害に関わる賠償の仮払金
・2011年6月~8月分(第1回)、9月~11月(第2回)、12月~2月(第3回) 5月19日現在。先は未定。
・3ヶ月分まとめて1人30万円仮払いする。
・これを超える精神的損害については、領収証を付けて請求する。(通るか否かは上が決める。東電の説明によると、「災害前の光熱費の増加分等」と言われましたが、何度、説明を聞いてもわかりませんでした。)
  (例)領収証-精神的損害に関わる賠償の仮払金=残金(この残金がもらえる)
・当時の東電の説明によれば、「①も②も仮払金なので、返金してもらうことになっている。」この説明を受け、びっくりしました。しかしその後、今のところは精神的損害に関わる賠償金(月額1人10万円)は解除地区以外は、申請した人に支払われているようです。2012年5月頃は、いずれ被災者に賠償金成立の時に、仮払金(100万円+月額1人10万円×人数分)は差し引くつもりなのか?と私は思いました。なぜならその時の東電の説明では、以下の金額は一時仮払金なので返金してもらうことになっている、ということでした。
  単身75万円+6月~2月まで9ヶ月分の90万円
  家族は100万円+90万×人数分

私は狐につままれたような説明に唖然とし、理解できませんでした。

精神的損害の賠償金を手にした被災者は、通帳から自動的に100万円(単身75万円)が引き落とされました。そのことを知った被災者方は、精神的損害に関わる賠償金の申請に行けば、引き落とされることがわかり、申請しない人が続出しました。(申請しなかった人は未だ1万人くらいいる、と聞いております。)東電は、申請しなかった人を「意志無し」と見なし、この2014年3月末で時効になる、と聞いています。申請しなかった人の中には、「東電の不条理に腹が立つから」という人や、「皆さんの税金やお世話になっていると思うと心理的負担になるから」とか、「100万円のお金が取られたら(返金させられたら)、今生きていられないから」とか、理由は色々ですが、私は申請しなければ、今後の賠償問題からカットされるのではないかと、気が気ではありません。


【住民票を移動すると被災者扱いでなくなる】
被災者の避難先では、避難先の住民にならなければその地での住民としての特典に与ることはできません。子供の塾にしても、葬儀代にしても、仕事にしても、医療にしても、住民票を移すことによって、初めてその地の住民としての特典や権利に与れます。仕事も、住民票が無ければ、定職は難しいです。ですのに、東電は被災者が住民票を移すと、被災者扱いから切り離し、被災者への補償を打ち切ってしまいます。ですので、精神的損害の賠償(月額1人10万円)も医療費無料の特別措置も切られ、被災者ではなくなるので、税金も請求されるようになります。

ですから、未だ土地家屋等、東電との賠償が未解決の状態にある被災者にとっては、住民票を移したくても移しきれず、定職に就きたくても仕事にも就けず、避難先の住民にもなれず、住民としての特典や権利にも与れず、自立や移住をしたくても、住民票を移せない状態でいます。

そして東電は自立するためのお金を出そうとしませんので、被災者は身動きが取れない状態でいます。

【国も東電も福島原発被災者を原発の地に戻したいのでは?】
未だ原発の地の放射線量は高いです。しかし国は「安全だ、大丈夫だ」と言って、解除宣言をし、帰還を促しています。未だ家は壊れ、スーパーも病院もなく、ライフラインも不十分な所、自宅は雑草も生え、ネズミの住まいになっている所に。

避難区域解除宣言と同時に、一方的に精神的損害への賠償金を打ち切り、被災者扱いでなくなり、医療費も税金も請求されるようになります。

国は莫大な費用を除染とライフライン整備に投じても、被災者のために投じることはしません。家屋の修理、除染、雑草刈りも被災者が自分たちでしなければなりません。

国は福島の原発被災者にはお金を出したくないのでしょうか?

ある被災者は言います。「国は我々を見捨てた」「自然に死んで人口が減っていくのを待っているのだ」「我々にはお金を出したくないのだ」「我々は生殺しです」「もう、どうにもならない」と。


皆様、これで良いはずはありません。どうぞ皆様、福島の被災者を助けてくださいね。


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by momofukuoka | 2014-03-01 10:16 | 福島の被災地の現状
謹んで新春のご祝詞を申し上げます。

お一人お一人の上に神さまが豊かな恵みで包んでくださり、あらゆる危険や不安から身をお守りくださり、常に皆さまを支え、必要な知恵と悟りをお与えくださり、日々、健やかにお過ごしになられますよう、心からお祈り申し上げます。

福島被災者支援のためにお心を寄せていただき、本当にありがとうございました。
本年もお世話になります。どうぞよろしくお願い申し上げます。

新年にあたり、本来なら、明るい楽しいニュースをお伝えしたいのですが、今日も、福島の今の現実をお伝えさせていただきます。新年になり、各地の被災者の方々から私宅に毎日電話が入って参ります。その声に、皆さま、しばらく耳を傾けて下さい。下記に被災者の生の声を書かせていただきます。

「僕たちはとても年賀状を書く気にはならない。だけど年賀状をもらって、とても嬉しかった。気にかけてくれる人が居るって、うれしいよ!」

「仮設住宅の6畳一間、4畳半二間に4人で住んでいます(母、高一男子、14歳女子、12歳男子)。だけど、4人一緒に食卓を囲むだけのスペースがありません。上の子は知的障害者です。空いている仮設があれば、と交渉してますが、見通しがありません。かといって、中古の家に移りたくてもお金がありません。復興住宅を期待しているけど、いつになるか? 家賃が安ければよいけど…。がんばります。」(その声は暗く、力ありませんでした。)

「夫が亡くなりました、妻が亡くなりました、いとこが亡くなりました、と沢山の方々から死去の知らせがあり、私は言葉に詰まる新年でした。」

「南相馬の仮設は0.3マイクロシーベルトです。ここに子どもも住んでいます。国は“大丈夫”と言います。しかし私は国の言うことは信用していません。実際、国の大臣も議員も町の議会の人も、誰も現場に来ていません。現場も見ず、我々の声も聞かず、“平成28年4月に全員帰還にしたい”と言っています。とんでもないことです。小高は未だ線量が高い。最近まで“泊まってはならない”と言っていたのに、“12月24日~1月6日まで宿泊OK”と言った。その言葉を信じて、14日間泊まってきた人もいる。未だ除染していない小高に。そして“今年の8月頃は3ヶ月帰れるようになる”と言われているが、私はとんでもないと怒っている。荒れ果てた自宅を見てくると、皆、力を落とし、失望して帰るという。年寄りは、“仮設より良い”と言って帰りたがる。“先祖代々の家と墓を守りたい”と言って帰りたがる人もいる。南相馬市から東京・千葉方面に来たくても、6号線は東電の通行許可書無しには通れないし、常磐線も不通です。2ヶ所の駅舎が未だ復興していません。我々は会いたくても、行けないでいます。」

「小浜、小沢などの海岸沿いの部落は、一見、一面砂浜のように何も無く、平らに見える。しかしそこにはいくつもの部落があり、農地でもありました。その砂の下には、コンクリートの電柱や、さまざまなものが埋まっています。それを掘り起こして農地にするには何年もかかり、簡単ではないと思う。防波堤も壊れたのにそのままで、3.11のあの日から手付かずでいるのだから。何一つ、復興していないのだから。」

「私たちは生殺しです。」
「福島は忘れられました。」
「福島は支援が来なくなりました。」
「寒いです。1月2月は凍結します。」

以上が、新年になって私宅にお電話をいただいた被災者の皆さんの生の声です。他にも辛い心の叫びを聞きました。国はどうして福島の方を放置するのでしょうね。

皆さま、私たちはパキスタンの16歳の少女、マララさんに倣いませんか? 彼女はわずか16歳です。銃弾に倒れつつも、何度の手術に耐えつつも、訴えることは訴え、16歳とは思えないほど、みごとなまでの強靱な魂、凛々しい立ち振る舞い。私は彼女に神々しささえ感じます。NHKクローズアップ現代の独占インタビューでの素顔。腫れ上がった痛々しい顔、具合の悪そうな顔色。おそらく起きているのも辛い状態でしょう。ですのに、凜とした声、その思考力、社会を見据えた展望と、社会への示唆、そして自己の役割など…。私は、彼女はこの世の宝と思いましたし、私たちは皆、彼女から生き方を学ばなければならないと思いました。

皆さま、マララさんに倣って、不正は不正、人権は人権と叫び、正して行きませんか?
福島の被災者をはじめ、日本国内のあらゆる不正を。そして声を上げることの出来ない方々の代弁者になりませんか? 

今年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
私たちはいつまでも、悲しむ方、苦しんでおられる方の友であり続けたいと思います。
冬服、ボアシーツ、毛布、下着、靴下、ホカロン、生活消耗品、米、調味料、食品、大人用紙おむつ・紙パンツ、尿取りパッドを必要としております。よろしくお願い申し上げます。


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by momofukuoka | 2014-01-11 21:58 | 福島の被災地の現状

原発被災者の山村は今

伊豆大島の災害、フィリピンの災害など、私達の地球は天災、人災が次々と生じ、この出来事をどのように受けとめたら良いのでしょう?

世界が一つ心になって、自分の国の損得を超え、地球が、一つの住まいとして、世界レベルで、万民の幸せに本気で思いを馳せなければならない時代になったのではないでしょうか? 地球はもともと領土は無く、万民のものでした。地球の大自然は万民のものであり、神様からいただいた宝物、皆が幸せになり、喜びを分かち合い、互いが助け、協力し合い、幸せになるための地球自然でした。私達地球人に貧富の差、人種の差、差別というものは、あってはならなかったはずです。

各々にとって、人間だけでなく、草や木も、鳥も虫も、動物も、あらゆるものが地球に存在した時は、キラキラ輝いていたはずです。私は、人間の「欲望」がこの美しかった地球をすっかり変えてしまったのだ、と思います。この地球が生まれ変わるためには、どうしたら良いのか? それは、各々が自分の「欲望」を自分の私欲に向けるのではなく、「他者の幸せ」に心の視点を向けさせ、「欲望というエネルギー」を良い方向に向けることではないか、と思っております。

私達の中にある競争心を、「他者を助ける競争心」に変えてみませんか?


今日は、冬に向かって寒さに耐えておられる、山村の方々をお話させていただきます。


【原発被災者の山村は今】
原発被災地で海岸沿いは南相馬市(鹿島、原町、小高)、浪江町、双葉町、大熊町、富岡町、楢葉町、広野町です。

山村は、飯館村、津島(浪江)、葛尾村、都路村、川内村、主に399号線沿いにある所です。海抜500~700メートルの所にあり、12月~3月末は、零下7~10度となり、所により零下17度の所もあり、道路も凍結し、寒さは厳しくなり、店も病院も少なく、自給自足の生活だった、と言います。山村で山の水は美しく、山の沢水、井戸水を飲料水とし、水道は不要であったとのことです。生活は、農業、畜産、林業、花畑、シイタケ栽培、蚕、炭焼きなど、自然は厳しいけど、のどかで、大好きな村であった、と言います。食費にお金がかかることもなく、山には山菜があり、田畑には食べ物があったと言います。厳しい自然の風雪にも耐え、順応して生きてこられた村人の皆さんの人の好さ、素朴さ、人間味、善良さ、無口、忍耐深さ、温かい人柄は、私達現代人に忘れてはならない人柄の良さというのを思い出させてくれます。

こんな善良な方々が、原発の犠牲者になり、村を追い出され、今は四畳半一間の、寒くて湿気の多いプレハブの仮設住宅で、多くのストレスに苛まされながら、家族ともバラバラになり、食費もままならず、じっと一人で耐えて居られるのです。

皆様、あまりにも悲しすぎませんか?

東電は、20キロ圏外の人の賠償金は、昨年の8月で打ち切りました。そのために、山村の多くの人も賠償金を打ち切られ、被災者扱いでなくなったために、税金の支払い負担も生じ、収入源もなく、自宅に帰って田畑を耕すことの出来ない山村の方々は生きる術を失い、食費も生み出せず、栄養失調で倒れていく、と聞きました。生活費は唯一、除染作業で生み出しています。

助かった命が、また、生活のために被爆の危険に身をさらして、これで良いのでしょうか?

20キロ圏外は帰って良いと言われ(解除宣言です)、今は、20キロ圏内の人も泊まってはいけないけど帰って良い、と言われた、と言います。仮設にいるだけでおかしくなる、というので、自宅の出入りをするようになったようです。しかし放射線量は高い所もあり、解除された所でも、0.15マイクロシーベルト有り、大丈夫、と言われているとのことです。しかし帰っても、お店も病院もない、農業も出来ない、山菜も食べられない、牛も豚も家畜はもういない。井戸水は飲んでも良い、と言われたそうです。なぜなら、放射能は1メートルの範囲内なので、井戸はそれよりも深いから、飲んでも良い、と言われた、とのことです。

皆さん、被災者の健康に対し、あまりにも無責任ではないでしょうか? 原発被災者の山村の方々を、このまま放っておいて良いのでしょうか? 

寒さは半端でありません。どうぞ、毛布、タオル類、下着、靴下、ホカロン、マスク、紙パンツ、紙おむつ、トイレットペーパー、洗剤、シャンプーなどの生活消耗品。水、米、調味料、缶詰、お茶、お茶菓子、など、いまだにたくさん必要としております。

どうぞよろしくお願い申し上げます。

なお、送っていただけます方は、被災地をご紹介いたしますので、私、福岡にお問い合わせくださいませ。
皆様の善意が、被災者の苦しみを乗り越える力となりますように。


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福岡百子
FAX 047-346-8675
携帯 080-5547-8675          
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なお、こちらのリンク先には現在被災地から要請を受けている、具体的な支援品のリストを掲載しております。併せてご覧いただければ幸いです。

※当ブログは福岡氏より委託を受けた、前野賢一郎(maeken24@ybb.ne.jp)が更新作業等の管理・運営を行っております。
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by momofukuoka | 2013-11-26 18:15 | 福島の被災地の現状
早や11月になりました。冬の寒さも間近に迫って来そうなこの頃です。福島の山村の被災地は、冬になると船引で零下2~6度、都路、川内は零下7~10度、所により零下17度のところもあると言います。3年近くなった仮設住宅は傷んで来てるところもあり、寒いと言います。「いつまで我々は耐えなければならないのか?」被災者の叫び、これが現実です。

【帰還宣言してしまうと後の祭り】
「住めない」と言い続ければ良いのに、「住んでも良いよ」ということになると(国に押し切られ解除になってしまうとのことです)全てが免除されなくなり、解除と共に税金、借金、負担が復活することになり、これが日本の国の仕組みとのことです。ですので、後になって訴えたり、叫んだりしても、後の祭りで手遅れということになり、被災者としての扱いは無くなってしまう様です。この現実は役場も被災者も自覚が無く知らなかったようです。体験して初めて知った現実、しかし、ほとんどの人が日本のこの仕組みを未だ知らず、訴えても反応が無く、改善されない日々に、被災者は疲れ果て、失望し、生きる力を失って行ってます。

解除によって収入が無くなり、負債金や税金が課された被災者、原発によって住めなくなり、荒れ果てた我が家。しかしその賠償金が成立しない為に、移り住むだけのお金も無く、仮設以外行き場の無い被災者。しかも福島の被災者の為の復興住宅は遅々として進まず、未だ復興住宅の土地さえはっきり決まっていないということです。

「帰れないよ」と一言言ってくれれば良いのに、市町村長は国に動かされてしまっていると被災者は言います。
「帰れないなら帰れないように方向付けてくれれば良いのに」「除染して帰す」としか国は言わない。「住めない所にどうして帰す?」「我々はじわじわと生殺しされているようです」。

【原子炉が爆発し、建屋が崩壊した1,2,3号機が恐怖で心配です】
今、4号機のプールの中の燃料棒の話が出ております。
「4号機のプールの中には1300体以上の燃料棒が入っております。地震でひっくりかえったら東京までダメになります。私達は言われています。常にガソリンを40リットルは確保しておくように、そして170km以上は逃げてくださいと。大人も子供も甲状腺が侵されています。爆発した1,2,3号機の原子炉建屋は高濃度の放射能の為に人は誰も近付けず、ロボットで作業をしている状態です。現場を知る我々は恐怖でゾッとします。汚染水どころじゃない」と被災者は言います。

【原発に対しては誰も責任を取らない】
国は東電の責任にし、東電は国の責任にしていると被災者は言います。私の考えでは、国の対策でしたことなので、国が全責任を取るのが筋だと思うのですが。

被災者は言います。原発に対して責任を誰も取らないということは、人を殺しても責任を取らないということと同じことです、と。被災者は何重もの苦しみと不安の中にあり、生殺しの状態です。なのに、国も県も動きません。県知事も国家権力に負けています。

【復興事業は大手ゼネコンしか関われない】
復興事業は国に申請して落札した大手の企業しか関わることが出来ないという仕組みのようです。多くの会社が入札を求めるようですが、費用が高く大手でなければ入札が出来ないようで、結局国に登録できた大手企業(総合建設会社)関連会社のみが関わるのだそうです。ですから、地元に建設会社があったとしても、関連会社でなければ働けないという仕組みのようです。ところが現場で実際に働く人は、国に登録できた大手企業の下請けの下請け。賃金も低く、働く人材も今では東南アジアの人を使っているところもあると聞きました。

【アベノミクスで復興事業の働き手不足】
本来、最優先して欲しい被災者の復興事業のはずですが、アベノミクスの事業、又、オリンピック関連事業等の推進の為に、福島被災地への対策は人手不足のためにおざなりになっていて、復興住宅問題だけでなく、福島の被災地は3.11のままで、自動車がひっくりかえったまま、手つかずの状態の所が多々あります。福島被災者の仮の街構想、高台移転、住民の命と生活を守る計画など、一刻も早く、国をあげて成すべきと思われる最優先課題が手つかずとは…日本はどうなってしまったのでしょう?

【放射能に対しては問題なかった、と国は言いたいのでは?】
被災者は言います。廃炉は30年先と。若者はもう帰りません。30年先、我々年寄りはもうこの世にいない。人が居ない町、双葉郡は廃墟になっているでしょう。それなのに「帰す」という。「放射能に対しては問題なかったよ」と言いたい。「原発は終息した」と国民にも海外にも言いたいのでしょう。すでに福島のことは風化されつつある。国は「あっても知らないよ」ということで、福島や原発のことは国から追いやられ、忘れられて存在していないかのようになって行くと思う。「直視して現実を見てください」と言いたいのだが…と、被災者の言葉です。


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by momofukuoka | 2013-11-05 18:15 | 福島の被災地の現状
伊豆大島の災害に胸が痛む昨今です。これ以上災害が起きませんよう祈る毎日です。
さて、今日も福島の「今」を伝えさせて下さい。

【津波で家を流され、家族を亡くされた方】
国からはお見舞い金として、災害当初に全壊は100万円、そして新しく家を建てる方には抄本を持って行くと200万円の補償金を出すと言ったそうです(1回限り)。

津波死亡者に対しては、世帯主は500万、他の方は大人も子供も一律250万円。津波死亡者に対しての国の対策はこれだけです。

津波に対しては東電は関係ないとのことで、津波被災者の対策は国の責任のようですが、実際は手つかずのようです。

東電としては、30km内の被災者に精神的賠償金として1人月10万円出して来ました。しかし今は、30km~20kmまでは精神的賠償金を中止しました。現在は20kmまでの人にのみ支払っています。

【東電の賠償金】
町によって賠償状況は異なりますが、家、財物(仏壇、農機具…)に対しての賠償金は出るようになりました。しかし、自宅を津波で流された人には20km圏内でも東電から近くても出ないということです。あくまでも自宅が残っていて、放射能の為に汚染された所のみのようです。

原発の為に職を失った人に対しては、前の会社の証明書があれば80%もらえるとのことです。

【融資について】
これはお金持ち対象の話です。2500万円を20年~25年借りた人には利子として600万円出るという。
しかし、一般の年金生活者は収入が無いので借りることは出来ない。又65歳以上には融資が出来ないという。つまり、一般人は融資を受けることが出来ないことになります。

【被災者の生活費】
国民年金は1ヶ月3万7千円です。夫婦2人であれば7万円ですが、1人だったらこれでどうして生きていくことが出来るでしょうか?光熱費を払ったら食費もガソリン代も出ません。

借り上げ住宅にお住まいの方(若い母親と4歳児で生活)の話では、自分の仕事の月の売り上げの30%が収入(約6万円)ということです。家賃は1ヶ月4万7千円。これが現実です。我々が支えずに誰が手を差し伸べるというのでしょうか。

【被災者の仕事】
ガレキ処理の仕事が出来るのは、災害前に1坪でも良いから田畑を持っていた人で、田畑を持っていなかった人はこの仕事(田畑、道路等のガレキ処理)には就けません。なぜなら、町の人が来てしまったら仕事が無くなってしまうからだそうです。現にガレキが少なくなるに従い、国の助成金も少なくなって来て、働く期間の制限をするようになった所もあります。

漁師さん達の働く場所は、海のガレキ処理で木曜日と金曜日と決まっているとのことです。

他の一般の方々は除染の仕事(被曝覚悟の作業です)か、他の仕事を探すということになります。場所にもよりますが、被災者は時給650円位とのこと。時給580円という事例もありました。

【南相馬市、5つの部落の大農業プランが】
災害前、大農業企業化プランを計画し、国から50億円を借りて平成14年から田畑の整備工事を始めました。5つの部落(小浜、江井、小沢、下江井、堤谷)の土を平らにし、パイプラインで水も自動的に出るようにし、種もみも準備し、これから配反(各自の土地を配分すること)をし、2011年に完成する予定でした。ところが災害が起きました。全てが駄目になりました。

南相馬市の8割は農家です。農業企画化プランで始めた5つの部落、220町の田畑でした。1反につき250万円の支払いで始めたプランでした。各自が20年掛けて支払って行く予定でした。これが災害で全てを失い、1戸あたり3000万円~4000万円の負債だけが残り、被災者が背負うことになりました。

今、お金が無い被災者、返済不可能な被災者は、農林省に撤回を求めて陳情していますが、2年8ヶ月になる現在でも、免除の返答が無い為に、被災者の精神的苦痛は深く、心身の病に陥っています。そして、原発から安全な地に避難したくても、この負債が解決しない為に移り住むことも出来ないでいます。

【原発事故による福島被災者の救済に本気度を!】
どうして原発の犠牲者である福島の被災者の不幸を見て見ぬふりをするのでしょうか? どうして解決しようとしないのでしょう? 「私達は生殺し」と被災者に言わせて良いのでしょうか? 皆様の御支援をどうぞよろしくお願いいたします。


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by momofukuoka | 2013-10-20 20:11 | 福島の被災地の現状

福島被災者の自宅は今

◆お墓参りに故郷に帰った福島の被災者

東北の人にとってお盆は大切な日です。亡くなった先祖の供養のために1年に1回、父母の元(実家)に身内が集まり、そろって墓参りをします。墓の前で親は子や孫に先祖の思い出話をし、墓参の後は実家に集まり、食事をしながら、久しぶりに会う子供や孫の話を聴き、互いに絆を深め、安否を確認し合う大切な日です。ですので、どんなに多忙であっても、遠方であったとしても、親元に集まる大切な日です。ですので、お盆に故郷に帰れるか否かの重さは、都会の人には理解し難いことかもしれませんが、「帰れない」ということは、東北の人にとっては断腸の思いなのです。

写真を提供してくださった方は大熊の方です。3.11後、3度目の夏を迎え、初めてお墓参りが許可された、とのことです。防護服を着用しての墓参りは、言葉で言い表せないほど暑かった、とのこと。

「大熊は線量が高く、いまだ30~60マイクロシーベルトのところがある。お墓は除染した今でも、11マイクロシーベルト以下にはどうしても下がらない、と言われた。自宅に行くと、外は15マイクロシーベルト。室内は11マイクロシーベルト。長く居られないので、そそくさと帰った。だから写真を撮る時間もあまりなかった。動物達もいろいろいる。自宅は今でも泥棒が入り、物を盗られる。自宅に帰るたびに、朽ち果てる我が家を見るのが切なくなっていき、見るのが耐えられない。帰る人も少なくなり、諦める人が多くなってきた。しかし国は、はっきりと言わない。復興住宅もなかなか建たず、しかも津波の人優先と言う。私達はいったいどうすれば良いのか? どうなるのか? 国は被災者を救うための本気度が見えないし、責任は町長任せなので、我々は不安でやりきれない! だから気持ちもおかしくなっていく…。」

皆様、葛尾村の方が書かれた1冊の本をお読みください(原発の地の状況がよくわかります)。
『詩集 わが涙滂々――原発にふるさとを追われて』(小島 力著、西田書店、1400円+税)


福島被災者のご支援、よろしくお願い申し上げます。

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住民が飼っていたダチョウ。避難時、放したダチョウがさまよってる。



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草木に覆われた大熊町の自宅



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町で群れをなして歩く牛



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黒くなった洗面台



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少し片付けた台所ですが…



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洗濯機(掃除しました)



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風呂場のカビ



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by momofukuoka | 2013-08-22 21:07 | 福島の被災地の現状
◆被災者からの電話―深刻化する現実―

今日も私宅に被災者の方から電話が入りました。

「まさか、私が鬱病になるとは思っていなかった。3年たったら鬱病だけでなくいろいろな病気が一気に出て来る、とは聞いていた。まさか、と思っていたが、本当だ。今は毎週、神経内科に通い、他にも内科、整形外科と病院通いが日課となった。薬も10種類以上飲むようになった。災害前は元気で働いていたのに…。他者は外観から見て私達にいろんなことを言う。だけど、これは経験した者にしか解らないことだが、もう、どうにもならない。先が決まらず、進む方向が見いだせないと、人間は不安で、夜も睡眠がとれない。どうにかしなければならないと思っても、もう神経がすり減って、伸び切った紐のようになってしまって、いつプツリと切れてしまうか、わからない状態です。」 悲痛な叫びでした。

夕方、一人の高齢者から電話が入りました。
「4.5畳に二人で住んでいます。トタン屋根、プレハブの仮設は焼けるようです。暑くてたまらない。」

昨日は浪江の方から電話がありました。
「復興住宅についてのアンケートが配布されました。アンケートと書いてあるにもかかわらず、生年月日、名前、住所も書くように明記されていました。そして書類には、復興住宅費(家賃)の請求目安として、老人、介護の人は1か月7千円。働いている人は、最低でも10万円。収入が高額の人はその金額に応じる、と書いてあり、仮設住宅よりは少し広い。2人住まいの人は2DK。子どものいる人は3DK。4階建ての鉄骨、エレベーター付き、渡り廊下付き。だいたい2年先が目安、と。」

「我々は言っている。なんでこんなに高いわけ? 払いきれない。これでは復興住宅とは言えないと思う。我々は収入の道が無い。働く場所は除染作業しか無い。しかもそれは健康を害する仕事です。」

私は今日、一人の支援者から、「暗い内容だけでなく、被災者にも支援者にも、希望あるメッセージも必要」とのアドバイスを受け、そうかもしれないと納得し、前向きの明るいメッセージを書こうと決意しました。しかし今、この原稿を書いている最中にも、大熊町の被災者から電話が入り、声にならない声を聴き、私は被災者の厳しい現実の前で、自分の言葉の限界と空しさ、力になれないことの限界に、黙って耳を傾けるしかありませんでした。


◆“心美しい人”に

皆様、福島の被災者はこれほど苦しんでおられるのです。2011年の出来事は過去ではなく、今もっと深刻になっているのです。なぜ、日本のほとんどの方が「私とは関係ない」と思っておられるのでしょうか? 報道されなくなったからでしょうか? 総理が福島のことを言わなくなったからでしょうか? そうかもしれません。回りがどうであれ、知った私たちは手を差し伸べませんか? 皆さん、“美しい人”になりませんか?
 
“心美しい人”になりませんか? 心の美しさは顔形に現れると言われます。内面の美しさ、魂の輝きは、その方の人柄、魅力となって輝きます。それは化粧では為しえない“美しさ”です。

皆さん、困っている方に手を差し伸べることによって、ご自分の心を美しくしていきませんか? 大きな事をしなくて良いのです。あなたにもできる小さい支援もあるのです。例えば、スーパーで求めた野菜を小袋で送ったり、駄菓子を小袋で送ったり、一筆添えたあなたの心が、苦難にある被災者の生きる力になるのです。よろしくお願いいたします。


◆お願い

どうぞこの原稿をあなたのブログやフェイスブックでお友達、知人にご紹介くださいますように、よろしくお願い申し上げます。

なお、私、「東北ヘルプ」ともつながり、共働の方向で動くようになりました。また連載でレポートを出させていただいております。「東北ヘルプ」は「支援する人を支援する」組織で、仙台に事務局があります。私共の要請を受けて、川上直哉牧師様が中心となって実際に現場へ向かい、被災者の方々や仮設の自治会長さん、生活支援課の課長さん、あるいは首長クラスの方々のお話を伺い、支援をしています。

http://tohokuhelp.com/jp/nuclearsupport/07/index.html

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by momofukuoka | 2013-08-16 12:45 | 福島の被災地の現状

帰還させられる被災者

◆自宅の除染・修復はすべて自腹
 災害があって2年4か月過ぎた被災者の自宅は、原発事故のために入居することができず、家は閉めたまま、冷蔵庫の食品は腐り、湿気で家の中はカビとネズミの大発生、屋根も崩れ、雨漏りがし、畳もブヨブヨ。所により、野生化した犬、猫、蛇の住処。イノブタ(イノシシと豚の掛け合わせ)、牛が群れを成し、災害後に生まれた、人を知らない動物たちが我が物顔に歩いているという。田畑も荒れ、荒れ果てた我が家に、被災者は、自宅に出入り自由という。ショックを受けて帰った福島の被災者は、落ち込んで寝込むと言います。失望し、生きる気力を失います。当然ではありませんか? 国の基本はあくまでも福島の被災者を自宅に帰す方向です。国が荒れ果てた家を建て替えるわけではありません。家の修理、掃除、ゴミ処分、室内除染はすべて自分たちでしなければなりません。すべて費用は自腹です。(東電の負担はあるとしてもわずかの金額で、家など建て替えられません。)

 第一原発よりわずか5kmの老夫婦も防護服を着て荒れた我が家を片づけてきた、と言い、泣きながら私宅に電話をくださいました。楢葉町は全町民を帰る方向に決断したと言います。(楢葉は第二原発立地場所です。)常識では考えられない判断です。福島の被災地は、2年4か月、入居しなかったためにどこもカビ、悪臭、ネズミの発生等で住める状態ではありません。(楢葉、富岡、大熊、双葉、浪江、小高、原町、鹿島、広野、川内村、都路、葛尾、津島、飯館など、一部大丈夫な家もありますが、ほとんどが同じです。)


◆無責任な国の帰還方針
 国は除染対策、復興住宅、仮設住宅の修理、インフラ整備、個人住宅、被災者への賠償問題、離散して家族崩壊になってしまった被災者への精神面・経済的配慮、将来への展望も示すことなく、すべてを東電と、各自治体の長(市町村の長)に判断と解決をゆだねています。しかも国の方針に逆らう自治体は交付金が減らされ、復興事業へのテーブルにもつけないと言われ、やむなく国の方針に従わざるを得ないと言います。各自治体(役場)は、責任は押し付けられるけど、お金も自由もなく、圧力でどうにもならない、とのことです。放射能は今や福島市、郡山、二本松にも及び、福島の友人の家(泉方面)は自宅の敷地に、汚染された土が入った緑色のドラム缶が5缶おいてあり、その状況も慣れてしまった、ということです。


◆被災者の叫び
 被災者の方は、「現地に来て泊まってみてくれ! 一日でも良いから、実際に仮設に泊まり、帰って良いと言われた自宅を実際見てくれ! 見もしない、来もしない、体験もしないで、我々の叫びを聞いてくれないで、決められていく。我々は生きることができない。気力も無くなり、どんどん死者が出、病気になった。」


◆ネズミの糞だらけになった福島の被災者の自宅
 新築されて間もない若夫婦の自宅で、原発放射能のために入れなくなった自宅は湿気とカビ、ネズミの住処となって家中悪臭とネズミの糞だらけ。柱や花嫁道具もかじられ、ローンだけが残ってしまったと言います。
 国は公共の除染とライフラインの整備のみ。被災者は自分の家屋敷は自分でするように言われ、資金の配布も不十分です。
 被災者は自分でネズミ駆除剤、除草剤、ごみ袋を買い、自宅の掃除、財産処分、家屋の修理を始めています。今は燃えるごみの処分。次に電化製品の処分。次に布団、家具の処分と、規定に沿って出しています。しかも解除地区は賠償金が昨年8月で切られました。
 福島の方々、あまりにも悲しすぎませんか?

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◆お願い
 皆様、福島の被災者をお救い下さい。
 生活必需品、水、米、食品にも事欠いております。温かいご支援をお待ち申し上げております。

 なお、この原稿を皆様の力で、世界に拡散してくださいますよう、お願い申し上げます(皆様のブログ、フェイスブック等で)。
 このたび「東北ヘルプ」(http://tohokuhelp.com/jp/nuclearsupport/06/index.html)ともつながり、共働の方向に動くようになりました。


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