2011年3月に発生した福島原発の事故発生後、現在も仮設住宅等での避難生活を強いられている被災地の方々の状況をお伝えすると共に、支援の呼びかけなどを行わせて頂いております。


by momofukuoka
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報道されない福島の現実

【国民の苦悩を見てみぬふりの政治】
 
地球のめまぐるしい変動の中で、私たちは、新聞、テレビ、ネットなど、毎日流れてくるその情報を、疑うことなく、この情報こそ真実と思って、それを自分の確信としてしまっていることはないでしょうか? 10月2日のテレビ朝日で19時から放映された“ダマされるな、日本が知らない報道”の番組を観て、私は目が覚める思いをしました。私は福島の被災者からも、報道のあり方について、たびたび聞いておりました。

「福島についての情報は正しく伝えられていない。放射線量についても、実際とは違います。除染は済んだと書いてあるが、まだ線量の高い所はたくさんあり、私たちの家、屋敷は1回除染をしただけで、“もう済んだ”と言われている。しかも除染した時の汚染された土は、私たちの屋敷の片隅に穴を掘られて埋められていたり、緑色のドラム缶に汚染された土が入れられ、そのドラム缶が屋敷に置かれた家もある。山林は全く除染していない。雨が降り、また風向きによっては、山林の放射能で、再び、家、屋敷の放射線量が高くなってしまうことがある。

すでに国は、我々原発被災者に、来年の3月末までに帰還するように宣告した。そして、被災者の仮設住宅は壊す、と言う。5年7ヶ月の間、放置された自宅は、今は動物たちの住み家となり、草は生い茂り、インフラ整備も不十分で、決して安心とは言えません。病院もお店も整っていない所、自宅も壊れたままの家。(20キロ圏外は賠償金をもらえないため、修理ができないでいます。)現実の福島被災者の苦悩を、国はどういうわけか、見て見ぬふりの状態です。マスコミも報道しようとしません。」

チェルノブイリ原発に対するロシアの対応は、国の総力を挙げて、国民を守る姿を示しました。どうして日本の国は学ぶことをしないのでしょう? 不思議というか、心の冷たさに恐怖を感じます。政治とは、“国民の命と幸せを守ること”、“国民一人一人を我が子として愛し、子の幸せのために全力を尽くすこと”、これが政治家の責任ではないでしょうか? “日々、国民を思い、国民の悲しみを自分の悲しみとし、苦悩している国民の痛みを自分の痛みとすること、不幸な人を一人でも出してはならない!”という国民を思う心こそ、政治のモットーとしていただきたいと、切に願います。

昭和53年7月に北朝鮮に拉致された蓮池薫さんは、講演会の折に、「命以外のすべてを奪われた」「今回結果が出なければ、失望で体も保たない」と悲痛な訴えをしています(2015年4月24日栃木県小山市にて)。横田めぐみさんのご両親、滋さん(83才)と早紀江さん(80才)もご高齢となられました。拉致被害者の苦悩、子を思うご両親、ご親族のお気持ちは、どんなに悲痛な思いでしょう。しかも長い年月、1977年11月15日に拉致されてから39年になります。安倍総理こそ解決してくれると国民は期待しておりました。しかし現実は異なりました。青いリボンを胸につけること、私には本気度が感じられないのです。あの青いリボンは何の意味があるのでしょうか?

また今年の5月27日、オバマ大統領が広島原爆死没者慰霊碑に献花され、その前で、哀悼の意を示すスピーチをされ、「核なき世界」を訴えました。私たち日本の国民の多くは感動し、誰しもが「核なき世界を望み、決意した」と私は思っておりました。そしてこれからは、広島から、日本から、「核なき世界」への動きが世界に向けて発信されるでしょう、と思っておりました。当然、総理も中心になって動き出すでしょう、と思っておりました。しかし、現実は違いました。再び、原発再稼働への動きが始まり、原発被災者の救済は忘れてしまったようです。熊本被災地の情報も少なくなりました。

日本の国民の経済状態は大変厳しく、所得は低く、税金は種々の名目で加算されていきます。低所得のため、若い人は家庭を持つこともできず、毎日の食事にも事欠く人がいる日本となりました。貧困者が多くなり、国民は将来に希望を持てなくなってきています。

国民の生活を脅かさないようにすること、それが政治の最優先課題ではないでしょうか? 今、日本の経済は国民の血税によって動いています。身を切る改革とか、痛みを分かち合うという言葉が、原発災害当初、選挙の折に盛んに言われていました。しかし国民の前に行動で示した方は何人おられたのでしょうか? 国会議員の給与は国の一般会計歳入から出ています。その内訳は《税収、税外収入(国有地を売ったお金、その他)、国債を発行して入ってきたお金、その他》と、ネットでは公示されていました。国民は言います。「それは、私たちの血税も入っているのではないか。彼らは豪邸に住み、庶民の生活を経験していない。貧困、生活の苦しみ、庶民の悲しみ、苦悩を体験していない。仮設住宅で寝泊まりしたことのない彼らに、被災者の状況が解るはずがない。国民の貧困生活、子育て、介護生活を自ら体験しなければ、解るはずがない。」

私たち庶民の生活とは異なる次元での生活をしている方々に、現場に出向き、苦悩しておられる方と向き合い、体験してください、と申し上げたいと思います。

また私は、安倍総理が外遊の折に諸外国に資金援助の約束をする姿に驚いています。それは国策の一つなのでしょうが…。ミャンマーに7000億円の債務を解消し、総額910億円の円借款と無償資金を約束しました。また中東、北アフリカに対し2160億円の支援。国連演説、シリアの女性支援に3000億円、シリア難民に50億円追加支援をしました。ASEAN、ラオス、モザンビーク、アメリカでのリニア構想への支援等。私は総理のこの公約を知るたび、驚き、また日本の将来にたいへん不安を感じています。この資金はどうして生み出すのでしょう。苦難にある国を援助することは大切なことと思います。しかし、自国の民の救済に力を注ぐことなく、日本国民の生活水準はますます低くなり、経済状況が悪化している今、何よりも力を注ぎ優先すべきことは、国民が安心して生活できる状況を作ることではないでしょうか?

今、日本の国民は安心して子供を産むことができないほど低所得で、子どもを育てる環境さえ不十分です。高齢者の医療費、介護申請はさらに厳しくなり、車椅子や福祉用具も自己負担になっていくようです。まずは自国民の救済に資金を投じてはいただけませんでしょうか?


【被災地川内村の一例です】
今は仮設に住んでいる87歳のおばあちゃんです。足腰悪く、目もぼやけて見えるそうです。毎週、内科、整形、耳鼻科、眼科に、友人とタクシーに相乗りしながら、郡山の病院に通っています。「年寄りにとっては、病院は命の次に大事」と言っていました。

「川内村も来年の春までに川内村に帰らなければいけません。川内村には病院がありません。ここを離れたら、郡山の病院に行くことは難しい。仲間はみんな、このことで悩んでいます。」「20キロ圏外の私たちは何ももらえない。自宅はいまだ壊れたままで、棒で支えています。一人暮らしの私は、いつ家が壊れるか、怖くて住みたくない。収入は年金の6万円だけです。そこより介護保険料も引かれ、仮設にいる私は川内村と郡山仮設の2所帯分の光熱費の基本料も取られる。1年分の固定資産税も川内村の役場に納めました。今のところは医療費は大丈夫だが、病院へ通うタクシー代が大変です。」

仮設を出れば、医療費の免除が無くなるので、このおばあちゃんはどうして生活していくのでしょう? 今、食費はどの程度なのでしょう?と思いました。1000円でも2000円でもうれしいと、以前、言っていたのを思い出します。福島の被災地には、このような方がいまだにたくさんいらっしゃいます。


【お知らせです】

①私、福岡百子は被災地で生活に困っておられます方の個人支援もしております。個人支援をご希望の方は、福岡までご連絡くださいませ。ご紹介申し上げます。
②私と同姓同名の福岡百子様(広島県竹原市の方)がFace Bookでの交流をPRされています。私はFace Bookをしておりませんし、私とは異なる方ですので、よろしくお願い申し上げます。(Face Bookまでは手が届きませんので、よろしくお願い申し上げます。)


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【支援品をよろしくお願い申し上げます】
ご支援をいただけます方は、被災者をご紹介いたしますので、福岡百子までご連絡くださいませ。
〈問い合わせ〉
福岡百子 携帯メール f.mom.1941@ezweb.ne.jp  FAX 047-346-8675
(恐れ入りますが、これらの連絡につきましてはAM11:00~PM5:30までの間に頂けますようお願いいたします。なお、すぐにご返事ができない時もありますので、申し訳ございませんが、再度ご連絡くださいますよう、お願い申し上げます。)


※当ブログは福岡氏より委託を受けた、前野賢一郎(maeken24@ybb.ne.jp)が更新作業等の管理・運営を行っております。

なお、英語版ブログ Reality of Fukushima (Voice of Momoko Fukuoka )http://momfukuoka.blogspot.jp/もあります。
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by momofukuoka | 2016-10-09 20:02 | 福島の被災地の現状