2011年3月に発生した福島原発の事故発生後、現在も仮設住宅等での避難生活を強いられている被災地の方々の状況をお伝えすると共に、支援の呼びかけなどを行わせて頂いております。


by momofukuoka
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被災者を思って・・・・

今日は10月11日です。東日本大震災から丸4年7か月経ちました。被災者の皆様は、今、あの大惨事の体験を思い起こし、4年7か月の月日の流れの苦悩を思い、胸が締め付けられる思いで、悔しさと涙で鎮魂式にあずかっておられますことに心を合わせ、亡くなられた方々にご冥福を祈りつつ、今日はブログの原稿を書かせていただきます。

今日のこのブログをご覧いただきました皆様も、あの震災を思い起こし、亡くなられました方々のご冥福をお祈りし、ご遺族の方々や今なお苦悩の最中におられます被災者を思っていただきたく、よろしくお願い申し上げます。


【良心の声に耳を傾け】
平和とは何でしょうか? 人の幸せとは何でしょうか? 人生の生きる意味とは何でしょうか? 私の存在の意味とは。お一人お一人の存在の意味とは。何で一生懸命働くのでしょうか。何で人権を守り、いのちを守り、子どもも大人の人格も大切にしなければならないのでしょうか。私たち一人一人は何のためにこの世に生まれたのでしょう。共存する動物も植物も大自然も、どうして大切にし、尊ばなければならないのでしょう。医学、科学、研究、学問はどうして発展する必要があるのでしょう。国家は、政治は、元首と国民との関係は。他国への尊厳は。経済の向上の目的は…などなど、幼い子供が大人に問いかけるように、私も失礼ながら問いかけてみたいと思います。

争いはどうして続くのでしょう。国土の争いのみならず、職場、学校、家庭の中でさえ、人が集まる中には大小の違いがあっても、人間には争いがつきもののような気がします。その争いの元は私の心の中にもあり、私の心の中を見ると、善と悪、闇と光、悪魔と天使が共存し、私がどちらを選ぶかによって、選んだものがニョキニョキと頭を持ち上げ、私はそれに自分も支配されて行動してしまっているような気がします。

私が子供の頃、学校では「道徳」という時間があって、“人の道”や“自分の心に宿っている「良心」”について学びました。そして人の道を外れてはならないことや、良心の声を聴くことの大切さを学びました。そして親からは、「ののさんが見ているから」(仏さんか神様のことだと思います)、「おてんとうさんが見ているから」と赤ん坊の時から言われ、何かにつけて仏壇に手を合わせることを学び、毎日のおやつも仏壇に頭を下げてから食べていました。戴き物はまず仏壇に置き、報告はまず仏壇に、と、私が育った家は“ののさん”が生活の中に浸透していたような気がします。今の時代、古臭いと思われるかもしれませんが、子どもに“ののさん”の存在を教え、道徳や良心の声の存在を教えてくださった昔の教育に、私は心から感謝しております。

“争いの根”が自分の心の中にあることに気づいた時、素直に詫びる気持ちも湧いてきます。そして気まずかった人との間にも平和が戻り、心安らかになることができます。偉そうなことは言えませんが、一人一人、ご自分の心の中にある“良心の声”に耳を傾け、我欲に注意するなら、つまり、私の心の中にある二つの声、善と悪の悪を退け、善の声に従って行動するなら、私たちの住む世界は良い方向に変わっていけるのではないでしょうか。国の元首も、私たち国民一人一人も、責任を他者のせいにせず、自分の心の中を見つめ、自分の心の開拓をし合いませんか? 自分の心の開拓に気づき始めた時に、味わったことのない「幸せ感」を味わっていただけるかと思います。


【都路の現状】
台風の災害を受け、350カ所で地滑り、土砂崩れがあったことを前回のブログでご紹介いたしました。昨日、都路の方よりメールをいただきましたので、お知らせいたします。「道路などは直していただけますが、家の敷地とか田畑は予算が無いとの行政のお話でした。都路全体には小さな被害は無数にあります。」日頃、収入が乏しい方々は、どうして生計を立てていらっしゃるかを私は日々心配しております。


【楢葉町の現状】
楢葉町は帰還困難区域ではなく、居住制限区域と帰還準備区域でしたので、全町民は今年の9月5日に解除され、宿泊をして良いという通達が行政よりありました。しかし、現実の状況をお知らせしたいと思います。

1000戸解体をしなければならないそうで、現在、解体中とのことです。(賠償金は1500万円まで出すので、各自、自分でするようにとのことです。しかしこれだけでは生活できないようです。)地震のための解体700戸、ネズミやイノシシの棲家となって住めない家300戸解体。

楢葉町には全国から来た除染作業員のために大手ゼネコンが宿泊場所を何十カ所と建て、楢葉町の雰囲気は変わり、治安が悪くなり、安心して自宅に泊まれなくなったとのことです。防犯パトロールも町として始まり、日中は自宅に帰れても、夜は怖くなり泊まれないとのことです。「自宅にいる時は、電気を消して漏れないようにカーテンをかけている」ということです。また警察からは「電気の明かりを漏らさないように」と言われているそうです。

「自分の町に行っても、まわりに電気の明かりは見えません。真っ暗です。」
「家に車が無いとなると、泥棒の絶好のチャンスです。だから私たちは自宅に物を安心して置けないのです。」
「10月1日から病院(元々の内科の先生)が1軒、始まりました。」
「店としては、食堂2軒(10人も入ればいっぱいの所)、コンビニ2軒、仮設のスーパー(10坪~12坪)。日用品、刺身、肉はあるが、大勢で行けば、あっという間になくなってしまう。」
「除染は一通り終わったと言う。しかし平均0.3~0.5マイクロシーベルト、高い所で0.5~0.7マイクロシーベルトあります。」
「町としては人口の流出を避けたい。一人でも多く残ってほしい。だから我々には移住の情報は届かない。移住についての情報が欲しい。」
「批判や喧嘩だけでなく、建設的な意見を出していかないと駄目と思う。互いに助け合いが必要と思う。皆で知恵を出し合い、育て合うことが必要と思う。」


【避難者数と復興住宅建設状況】
震災直後は避難者数47万人。2015年8月末は19万8513人。現在、建設済みの災害公営住宅は1万7000戸(計画3万戸)。宅地造成済みは4700戸(計画2万6000戸)。(復興庁の統計より)

皆様、被災者に対する国の本気度はあまりにも無さすぎると思いませんか? ゼネコンの除染作業員の宿舎はあっという間に建てるのに、肝心の被災者の住居は、2年しかもたない仮設住宅に、29年度まで(6年以上)住み続けなければならないのです。皆様の温かいご支援をお待ち申し上げております。


【支援品をお願い申し上げます】
ご支援をいただけます方は、被災者をご紹介いたしますので、福岡百子までご連絡くださいませ。義援金もよろしくお願い申し上げます。被災地の送り先をお知らせいたします。


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【支援品をよろしくお願い申し上げます】
ご支援をいただけます方は、被災者をご紹介いたしますので、福岡百子までご連絡くださいませ。
〈問い合わせ〉
福岡百子 携帯メール f.mom.1941@ezweb.ne.jp  FAX 047-346-8675
(恐れ入りますが、これらの連絡につきましてはAM11:00~PM5:30までの間に頂けますようお願いいたします。なお、すぐにご返事ができない時もありますので、申し訳ございませんが、再度ご連絡くださいますよう、お願い申し上げます。)


※当ブログは福岡氏より委託を受けた、前野賢一郎(maeken24@ybb.ne.jp)が更新作業等の管理・運営を行っております。

なお、英語版ブログ Reality of Fukushima (Voice of Momoko Fukuoka )http://momfukuoka.blogspot.jp/もあります。
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by momofukuoka | 2015-10-11 10:10 | 福島の被災地の現状