2011年3月に発生した福島原発の事故発生後、現在も仮設住宅等での避難生活を強いられている被災地の方々の状況をお伝えすると共に、支援の呼びかけなどを行わせて頂いております。


by momofukuoka
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被災者から聞いた福島原発の“今”

【さまざまな未解決の問題】

11月24日、NHKテレビで「廃炉への道―放射能“封じ込め”果てしなき闘い」(56分)と題した番組が放映されました。私も今回は、被災者の方からお聞きした、福島第一原発の現在の状況についてお知らせ致します。私も原子炉についてよくわかっておりませんでしたが、被災者からお話を伺って初めて理解できました。

まず、福島には第一原発と第二原発があります。第二原発は冷却しているので大丈夫。問題は第一原発です。第一原発には1号機~6号機まであり、5号機と6号機は高い所にあるので助かった。1号機~4号機が問題です。1号機、3号機、4号機が爆発した。2号機は爆発しなかったが、核燃料が溶けたのが最も深刻だと言われている。

問題なのは、爆発による瓦礫の放射線量が高いということ、そして、1号機~4号機は核燃料が溶け落ちているようなのに、いまだに中の状態がわからないということです。放射線の値が高く、「近づいたら死ぬ」と言われ、人は近づけず、作業はロボットを使っている。核燃料が溶けて下に落ちたのです。燃料棒を取り出さないと、どんどん温度は上昇し、何千度と上がり、周りを溶かし、地下まで溶かす(やがて地下のマグマとつながったら大爆発となり、怖いことになり得る)。だから温度が上昇しないように、水で冷やし、燃料棒を取り出さないといけない。しかし、燃料棒を取り出すのは、今の技術では不可能という。そこまで技術が至っていないという。

それと問題なのは、高濃度の放射能を含んだ瓦礫がたくさんあり、その処理が難しいこと、そして処理する際に粉塵が近隣住民の稲や作物を放射能で汚染してしまうことです(南相馬に高濃度の粉塵が飛び、苦情が出たことがありました。)それと、放射能を含んだ瓦礫の処分場所の問題と、現場で働く作業員の健康です(多くの被災者が生活の糧を得るために働いています)。作業員は防護服を着用し、各々に線量計を持たされ、線量計のブザーが鳴ると作業は終わり、ということです。だから働く時間は各々異なり、30分の人もいれば、2時間、5時間の人もいます。給与も働く時間によって異なるそうです。危険手当の1万円は支給されるようですが、現場で働いている人の話では、働ける日は天候によって異なるために、1カ月10日位しか働けないこともあるとのことです。

さらに問題なのは、冷やした水が水漏れしていること、循環していないことだそうです。修理して水漏れを止めようとしているが、それがうまくいっていないそうです。これは、1号機、2号機、3号機、4号機全部に言えることだそうです。

同じように問題なのは、原子炉建屋敷地内の水が汚染されたことで、敷地内の地下水までもが汚染されていることだそうです。しかし敷地内だからまだ大丈夫、と言われたとのことです。

また、近くのダムの底にも放射性物質が沈んでいるそうで、「放射能は下に沈むから大丈夫。上の水は飲める」と言われた、とのことです。この前、都路の住民が「井戸水に放射能はあるけど、下に沈むから大丈夫、と言われて、井戸水を飲んでいます」と言っていたことを思い出します。本当に安心して良いのでしょうか? 私は気になります。


【福島市南沢又の友の話から】
「我が家の屋敷は0.7マイクロシーベルトあります。高い所で4マイクロシーベルトありました。それは水回りでした。放射線量が高い土は、各家庭の庭に穴を掘って保管するように言われました。まず放射線量の低い所の土を1メートル掘って、その土は別の場所に持っていきます。掘った所に、放射線量の高い土を入れ、上から20センチは白い山砂をかぶせます。そこに目印の杭をしておくと、2年後に来て掘って持っていってくれる、ということです。緑色のドラム缶に線量の高い土を入れて自宅に保管している地域もあれば、我が家のように庭に穴を掘って保管するように言われた所もあり、地域によって異なります。

地下水を飲んでいる家庭は心配しています。我が家はトイレだけ地下水を使い、後は水を入れる機械を買って、水を買うようにしました。私は原発や放射能のことを考えると寝れなくなりました。眠剤や安定剤を飲んでも効かなくなりました。」

(この友は明るく楽天的なタイプで、眠れないなどと言うタイプの方ではないだけに、私はたいへん驚き、心配しています。同時に、福島住民、被災者皆様のはかりしれない苦悩に、胸の痛みを感じ、早く何とかしてください、と政府関係者の魂に問いかけたい思いです。)


【原発再稼働に思うこと】
私たち人間は、目の前の一時的な便利さや都合の良さ、経済で物事を判断しがちです。しかし、自分の人生や他の人の人生について、歴史を通して生み出されたさまざまな文化について、もっと深く受け止めて考える必要があるのではないでしょうか? 人間は体だけでなく、魂と心という精神性という宝物を持っている生き物であることを、私たちは互いに自覚しても良いのではないでしょうか?

歴史は先祖が創り上げた遺産と思いますし、私という個人も、先祖が築いた歴史の遺産を育てつつ、引き継いでいく。私たちは、天から各々に与えられた各々の生涯を通して、各々の果たすべき役割をもって産まれてきたのではないでしょうか? 原発という手段、ともすると、手段に過ぎないものを重視しすぎて、本来の自然の秩序を忘れ、手段であるべき原発稼働によって多くのものを失い、自然や先祖が築き上げた文化、遺産をも破壊し、最も大切な人命の破壊までしていることに、多くの人は気づいておられないのではないでしょうか?

今、地球は悲鳴を上げていることにお気づきでしょうか? 津波、地震、干ばつ、噴火、洪水などは地球の悲鳴ではないでしょうか? また、いじめ、虐待、殺害、暴力、我欲、麻薬、犯罪など、精神の乱れ、秩序喪失、人間の魂の叫びと混乱、すべてが「地球の叫び」ではないでしょうか? 私たちは今、地球崩壊か否かのギリギリの時を歩んでいるのではないでしょうか?

このことに最も気づいてほしいのは、政治や経済、社会を率いるあらゆるリーダーの方です。しかし、どの人間も限界がおありでしょうから、気づいた人が知らせ合い、助け合い、地球の危機状況の回復に協力し合うことが大切ではないでしょうか。経済がすべてではないような気がします。それよりも、心を失い、魂を失い、優しさや温かさを失い、冷たい人間に変貌してしまうほうが、もっと怖いと思います。私たち、人間の姿をした「お化け」になるほうがもっと怖いとは思いませんか?

1979年3月28日に起きたアメリカ合衆国東北部のスリーマイル島の原子力発電所事故。1986年4月26日に起きたウクライナのチェルノブイリ原子力発電所事故はまだ解決していません。2011年3月11日の福島第一原子力発電所の事故を起こしたお膝元の日本が、怖さを認識しないだけでなく、原発の犠牲者に本気になって生活再建の手を差し伸べない状況こそ、国として恥ずかしいこと、と自問していただけますよう、お願いしたく思います。12月14日は衆院選挙投票日ですね。奇しくも赤穂浪士の討ち入りの日ですね。この日、国民によって、良い党首、良きリーダーが選ばれますように、と祈りたいと思います。


【支援品をお願い申し上げます】
被災地はプレハブ、鉄骨むき出しの仮設もあり、結露もひどく、寒さと湿気、カビで苦悩している仮設もあります。ホカロン、マスク、老人用紙パンツ、トイレットペーパー、洗剤などの日用品、水、米、調味料、乾物、缶詰、駄菓子、お茶、くだもの、野菜などの食料品のご支援をよろしくお願い申し上げます。交通に不便で買い物が困難な高齢者や病人の多い仮設もあります。義援金もよろしくお願い申し上げます。被災地の送り先をお知らせいたします。


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【支援品をよろしくお願い申し上げます】
支援が必要な状況は変わっておりません。皆様の優しいお気持ちをどうぞおよせください
福岡百子
携帯 080-5547-8675          
f.mom.1941@ezweb.ne.jp
(恐れ入りますが、これらの連絡につきましては
AM10:00~PM5:30までの間に頂けますようお願いいたします)

なお、こちらのリンク先には現在被災地から要請を受けている、具体的な支援品のリストを掲載しております。併せてご覧いただければ幸いです。

※当ブログは福岡氏より委託を受けた、前野賢一郎(maeken24@ybb.ne.jp)が更新作業等の管理・運営を行っております。

なお、英語版ブログ Reality of Fukushima (Voice of Momoko Fukuoka )http://momfukuoka.blogspot.jp/もあります。
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by momofukuoka | 2014-12-01 20:51 | 福島の被災地の現状