2011年3月に発生した福島原発の事故発生後、現在も仮設住宅等での避難生活を強いられている被災地の方々の状況をお伝えすると共に、支援の呼びかけなどを行わせて頂いております。


by momofukuoka
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まだまだ支援の手は足りません

【まだまだ支援の手は足りません】
「あり得ないことが平然と行われています」という先日の私のブログを読まれた方々が、「ショックを受けた。福島の現実を全く知らなかった」と言われて、支援の問い合わせや義援金の送り先を教えて欲しいという連絡が殺到しました。私は皆様の善意が嬉しく、涙しました。皆様、本当に有り難うございました。被災者で困っておられる、仮設や仮設以外に住む個人、救済を求めておられる方の数は半端ではありません。まだまだ支援の手は足りません。

私は皆様に福島の情報を拡散していただき、全国にうねりとなって、国民皆で再び福島原発被災者住民の現実をよく知っていただき、日本全国の方々が今の福島の被災者を救っていただくよう、お願いしたいと存じます。

大きな支援品でなくて良いのです。ご家庭にある余分な品、また少額の品、少額の義援金でよいのです。送り先をご紹介致しますので、ぜひ私にお問い合わせください。メール、FAX(私にとっては助かります)で、お名前、可能ならご住所、お電話番号等をお教え願えれば有り難いです。必要に応じて資料も送らせていただきます。

私は、できれば皆様がファミリーの付き合いをしていただき、長期の支援をしていただければ有り難いです。同じ支援者が同じ被災者の一戸、または仮設の方々を。私は72歳の病身です。私が不在となっても、安心して死ねるように。

おそらく、福島被災者の支援は10年、20年、それ以上の支えが必要と思われます。国が本気で被災者の支援に向き合わない限り、私たち以外に彼らを支える人はいないでしょう。被災者には物資だけでなく、「心の友」が生きていく上で大きな生きる力になります。彼らの悲しみ、苦悩を共に共有して、受けとめて、包んでいただけます方。大きな事はされなくて良いのです。優しいあなたの眼差し、言葉、そして想いが、彼らの苦難を乗り切る力になるのです。一緒に被災者の「心の友」になっていただけると、たいへん有り難いです。荷物が着いた頃、お電話をしてみて下さい。被災者は電話するお金が無いのです。ですから、皆様の方から電話をして親しくされてください。福島の方は、今、苦悩と絶望の中におります。ですので、言葉は重く、暗く、無口でしょう。ですので、被災者にあれこれ質問することはせず、黙って話を聞いて受けとめて下さい。物資を送る際は、「何が欲しいですか? 言ってください」と言っても、「大丈夫です」としか言わないでしょう。ですので、具体的に、「調味料、お米、トイレットペーパー、衣類はどうですか?」とこちら側から品物の名を挙げてください。すると、対話がしやすく、有り難い支援者となるでしょう。

私は皆様に、被災者一人ひとりを委ねたいと思います。あなたが被災者の天使になっていただけたら幸いです。よろしくお願い致します。


さて、今日も被災者の状況をお伝えいたしましょう。すでに今までブログで流して参りましたが、再び、まとめてお知らせ致します。


【被災者がもらった賠償金――2011年3月~今までの間】
(福島県東京電力KK,原子力補償相談室に2012年5月、身内として電話で聞きました。)

①一時仮払金(賠償の一部のお金として)
・家族(2人でも5人でも同金額)は100万円、単身は75万円。
・しかし、これは仮払金なので返金する。
・しかし、これは避難のために持ち出しができなかった家電品、衣類、家具、礼服、寝具等の物のための仮払金。東電の姿勢は、「領収証を添えて理由を書いて提出してください。(消耗品、食品は該当しない。)審査が通れば、領収証から仮払金を差し引いた金額を追加として渡します。領収証がない分は請求できません。」
(例)領収証120万円-仮払金100万円(単身75万円)=20万円(45万円)
   この20万円が追加してもらえる。(消耗品、食品は領収証があってもダメ。)
*衣類、家具、寝具、家電など、沢山買っていた人は、領収証があれば追加金を請求できました。しかし仮払金100万円(75万円)を将来のためにととっておき、全部使わずに倹約した人は、仮払金の全額を自分のものにすることはできませんでした。
  (例)仮払金100万円-領収証50万円=50万円返金

②精神的損害に関わる賠償の仮払金
・2011年6月~8月分(第1回)、9月~11月(第2回)、12月~2月(第3回) 5月19日現在。先は未定。
・3ヶ月分まとめて1人30万円仮払いする。
・これを超える精神的損害については、領収証を付けて請求する。(通るか否かは上が決める。東電の説明によると、「災害前の光熱費の増加分等」と言われましたが、何度、説明を聞いてもわかりませんでした。)
  (例)領収証-精神的損害に関わる賠償の仮払金=残金(この残金がもらえる)
・当時の東電の説明によれば、「①も②も仮払金なので、返金してもらうことになっている。」この説明を受け、びっくりしました。しかしその後、今のところは精神的損害に関わる賠償金(月額1人10万円)は解除地区以外は、申請した人に支払われているようです。2012年5月頃は、いずれ被災者に賠償金成立の時に、仮払金(100万円+月額1人10万円×人数分)は差し引くつもりなのか?と私は思いました。なぜならその時の東電の説明では、以下の金額は一時仮払金なので返金してもらうことになっている、ということでした。
  単身75万円+6月~2月まで9ヶ月分の90万円
  家族は100万円+90万×人数分

私は狐につままれたような説明に唖然とし、理解できませんでした。

精神的損害の賠償金を手にした被災者は、通帳から自動的に100万円(単身75万円)が引き落とされました。そのことを知った被災者方は、精神的損害に関わる賠償金の申請に行けば、引き落とされることがわかり、申請しない人が続出しました。(申請しなかった人は未だ1万人くらいいる、と聞いております。)東電は、申請しなかった人を「意志無し」と見なし、この2014年3月末で時効になる、と聞いています。申請しなかった人の中には、「東電の不条理に腹が立つから」という人や、「皆さんの税金やお世話になっていると思うと心理的負担になるから」とか、「100万円のお金が取られたら(返金させられたら)、今生きていられないから」とか、理由は色々ですが、私は申請しなければ、今後の賠償問題からカットされるのではないかと、気が気ではありません。


【住民票を移動すると被災者扱いでなくなる】
被災者の避難先では、避難先の住民にならなければその地での住民としての特典に与ることはできません。子供の塾にしても、葬儀代にしても、仕事にしても、医療にしても、住民票を移すことによって、初めてその地の住民としての特典や権利に与れます。仕事も、住民票が無ければ、定職は難しいです。ですのに、東電は被災者が住民票を移すと、被災者扱いから切り離し、被災者への補償を打ち切ってしまいます。ですので、精神的損害の賠償(月額1人10万円)も医療費無料の特別措置も切られ、被災者ではなくなるので、税金も請求されるようになります。

ですから、未だ土地家屋等、東電との賠償が未解決の状態にある被災者にとっては、住民票を移したくても移しきれず、定職に就きたくても仕事にも就けず、避難先の住民にもなれず、住民としての特典や権利にも与れず、自立や移住をしたくても、住民票を移せない状態でいます。

そして東電は自立するためのお金を出そうとしませんので、被災者は身動きが取れない状態でいます。

【国も東電も福島原発被災者を原発の地に戻したいのでは?】
未だ原発の地の放射線量は高いです。しかし国は「安全だ、大丈夫だ」と言って、解除宣言をし、帰還を促しています。未だ家は壊れ、スーパーも病院もなく、ライフラインも不十分な所、自宅は雑草も生え、ネズミの住まいになっている所に。

避難区域解除宣言と同時に、一方的に精神的損害への賠償金を打ち切り、被災者扱いでなくなり、医療費も税金も請求されるようになります。

国は莫大な費用を除染とライフライン整備に投じても、被災者のために投じることはしません。家屋の修理、除染、雑草刈りも被災者が自分たちでしなければなりません。

国は福島の原発被災者にはお金を出したくないのでしょうか?

ある被災者は言います。「国は我々を見捨てた」「自然に死んで人口が減っていくのを待っているのだ」「我々にはお金を出したくないのだ」「我々は生殺しです」「もう、どうにもならない」と。


皆様、これで良いはずはありません。どうぞ皆様、福島の被災者を助けてくださいね。


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【被災地への支援に関するお問い合わせ】
福岡百子
FAX 047-346-8675
携帯 080-5547-8675          
f.mom.1941@ezweb.ne.jp
(恐れ入りますが、これらの連絡につきましては
AM10:00~PM5:30までの間に頂けますようお願いいたします)

なお、こちらのリンク先には現在被災地から要請を受けている、具体的な支援品のリストを掲載しております。併せてご覧いただければ幸いです。

※当ブログは福岡氏より委託を受けた、前野賢一郎(maeken24@ybb.ne.jp)が更新作業等の管理・運営を行っております。
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by momofukuoka | 2014-03-01 10:16 | 福島の被災地の現状